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HP ProLiant MicroServer N36L をイジる! 電源ユニット交換の巻 その1 [MicroServer]

 先日ヤフオク!で、電源がお亡くなりだという HP ProLiant MicroServer N36L を Get した。

 出品された方によれば、手持ちの電源ユニットで応急使用できたので、マザーボード等に問題はないだろうとこと、スケベ心がムクムクと湧きあがり、復活に向けてチョイとイジってみた。

 まずは、本体を一通り確認しようと、フロント扉を開けて内部を確認してみる。

 扉の裏には、HDDをマウンタに止めるトルクスタイプのネジやレンチが収納されていて、本体内部に目を移せば無骨な、基シンプルなマウンタが並んでいるなど、方々にHPらしさ?を感じられる造りに「ほぅー!」と唸る。

 お亡くなりになっている電源ユニットからの、 M/B や HDDバックパネルへの配線は外されている状態だったので、「ひと手間助けられたな!」と感謝しながら電源ユニットを眺める。

 本体背中側のコネクタやFANの位置関係も含め、見た目はFlex-ATX規格の電源だと推察しながら、本体背中側の3本のトルクスネジを付属のレンチで外し、正面側から電源ユニットを引き抜く。

 手持ちのPCに付いていたFlex-ATX電源と並べてみた。

電源比較①.jpg

 「サイズもバッチリ同じだぜ!」と喜びながら、FANの方向から見てみると、

電源比較②.jpg

「げげっ!」、電源ケーブルコネクタ脇のビス穴が無いのは目をつぶるとしても、微妙に幅が違うじゃん。(左が手持ち、右がオリジナル)

 電源ユニットのサイズを測るとそれぞれ、

・オリジナル DELTA DPS-150TBA :80 x 150 x 40mm
・手持ち AOPEN AO160-04FN6 :80 x 150x 42mm

で、手持ちの電源ユニットは、オリジナルに比べるとほんの5%ほど太目なのだが、果たして納まるのだろうか?

電源スペース.jpg

 何と電源ユニットの設置部分には、スペーサー?それともガイドレール?としてケース鉄板の折り上がりがあり(HP流石!)、オリジナルに比べて僅かではあるがメタボな手持ちの電源ユニットでは納まらない。

 Flex-ATX電源には、微妙にサイズの違うものが存在すると聞いてはいたので、チョイとWEBをググってみると、

・ENHANCE FLEX0130B-01XG : 81.5 x 150 x 40.3mm
・SNE NLX400SV : 82 x 150 x 43mm
・SEVENTEAM ST-220FAB/24 : 82 x 191 x 42.8mm

などなど、「結構サイズが違うものだなぁ・・・」と思いながらも、海外製品だとこの辺りは許容誤差なのかと考えたりもしたが、んな訳無いわな。

さてどうすると考えてみて思いついたのは、電源がダメならヒューズが飛んだのかも?と考え、無謀にも電源ユニットを開封する。(左が手持ち、右がオリジナル)

IMG_1050.jpg

 電気屋さんの知識と技術がある訳でもないので、膨らんでいるコンデンサーが無いことが確認できた程度で、以前のATX電源ユニットの様に誰が見ても分かるガラス管の大きなヒューズも見当たらず、自分には「直せません!」と結論付け。

 他に手はないかと考え、思いついたのは「FANも電源ケーブルコネクタも同じだから、中身をそっくり入れ替えたらいいんじゃねぇ?」と良く見てみると、基盤の取付穴の位置は違うし、配線も切ってハンダ付けし直さないと納まりそうにないので、素直に白旗を揚げて再組立てをした。

 物理的に納まらないのでは仕方が無いので、内部を眺めたついでに外せるものは全て外し、水拭き程度のクリーニングをして MicroServer のご機嫌を伺うことにする。


 マザーボード(M/B)は生きている筈との事なので、M/Bのコネクタに刺さっているケーブルを、M/Bを引き出しながら外していき、先ずはケースから引き出した。

 その後、チョっとおデブな電源ユニットと手持ちのメモリ(DDR3 1GBx2枚)を付け、キーボードとモニタも繋いでスイッチ(S/W)をオンしようとしたが、フロントパネルのJ50コネクタにケーブルが届かず。

 老眼の進みつつある目を凝らして電源スイッチの配線を追いかけた結果、3番&4番Pinがスイッチ回路だと判明したので、手元にあったスイッチコネクタを3番&4番Pinに取付け準備が完了。

IMG_1054.jpg

 念のため配線等ををもう一度確認してから、スイッチをONにしモニターを眺めると、と「オオッ!」黒い画面に白い文字が表示されるじゃないですか、「ヤッタね!」と喜ぶのもつかの間、次の瞬間「〇〇秒後シャットダウンしまっせ!」と仰せられ、BIOS設定の画面までも行き着かない。

 何故だ!とM/Bを眺めながら良く考えてみると、電動FANのコネクタがM/Bに繋がってない事発見、「コレだっ!」とJ22コネクタに繋ごうとした時に、以前のネットサーフィンで「HPのMicroServerは、FANのPIN配列が違うよん!」と書かれたサイトを見たことを思い出した。

 ブックマークを辿って、情報の書かれたサイトを確認し、Pin配列を確認し4Pinコネクタの切欠き部を押しながらコンタクトを抜き、サイトに書かれたのPin配列に合わせてコンタクトを差し込み直す。

・Pin1 Control green (一般的にはGND black)
・Pin2 GND black (一般的には+12VDC yellow)
・Pin3 +12V red (一般的にはSense green)
・Pin4 Sense yellow (一般的にはControl blue)

参考 QUIET FAN SWAP FOR HP MICROSERVER : http://www.silentpcreview.com/article1193-page7.html

 もう一度忘れていることが無いことを確認して、電源スイッチのボタンを「ポチっ!」とすると、無事電動FANも廻り出し、途中でシャットダウンされることもなく、HPのロゴが画面一杯に表示され無事に起動した。

IMG_1051.jpg


 次回は、手配している電源ユニットが届いた後に、元の姿に戻すところからその先までの予定。

easyStore H342 の4つの右側HDD用LEDを点灯させる [easyStore H342]

前回フロントパネル左側のLEDを何とか点灯させてみたので、これに気を良くした勢いで右側にある4つのHDD用LEDを点灯させることにチャレンジする。

IMG_0825.jpg

先ずは、フロントパネル右側のHDD用のLEDが、

・本体にどう取り付けられているのか?
・どんな仕様のLEDが使われているのか?
・ H342 のM/Bにどう配線されているのか?

を再度確認する。

4つのLEDは、左側の各種LEDとは異なり、鏡面仕上げのフロントパネルにではなく、スチール製筐体のプラスチック製取付部品に、挟み込まれる形で取付けられていた。

本体への取付状況
IMG_0814.jpg

LEDの取外しは、プラスチック製の取付部品を指で開きながら、LEDの頭を押し込めば外れるので工具レスで可能。

先っぽを良く見ると、5mm径の丸形タイプで3線の2色仕様の様で、これで[青]、[赤]、[紫]に発行することに納得する。

外したLEDケーブル
IMG_0816.jpg

外した後のLED取付け部
IMG_0817.jpg

H342 オリジナルへの配線パターンの確認は、先人の教えを念のために確認する。


これで具体的にLEDの取付けを検討するのだが、やりたいことは何と言っても、

【4台のHDDのアクセス状況に応じて、対象のLEDが点滅する!】

に尽きるので、各HDDのアクティブ信号を拾えない事には先に進まない。


基本を押さえるべく、素人にも何とか分かる シリアルATA - Wikipedia や、先人の教えなどを参考に、今回のチャレンジ?の方針を検討する。

回路設計や電子工作ができるスキルは持ち合わせていないので、切った貼ったの範囲の中で、4つのLEDを各HDDのアクセス状況に合わせて点滅させるためには、と条件を整理する。

事前調査によれば、

1. LEDの物理形状は、5mm径のノーマルな丸形
2. HDDのアクティブ信号は、電源コネクタの11番Pinに割り当てられている
3. 一般的なLEDは、3.3V仕様のものが多い
4. LEDには極性がある(+と-を逆に繋ぐと点灯しない)
5. 明るさを確保するには、ある程度の電流量が必要

等々の条件(これ以上難しいことは分からない)を満足させる必要があると推察。


先ずは何と言っても、電源コネクタの14番Pinの信号を取出す方法を確保することが大前提だが、H342 の場合は先人の教えの様にコネクタとケーブルで配線されているわけではなく、電源はHDDトレイ奥のバックパネルから直接供給されている。

バックパネルの外側に出ている配線のうち、4台のHDDに関する配線がそれぞれ出ているものと言えば、SATAの信号ケーブルのみ。

WEBサーフィンの中で、SATAの規格策定時にはアクティブ信号線の定義が無かった、との記述を複数見掛けていたので、どうしたものかと思案するが狭い知識の範囲ではアッという間に煮詰まる始末。

それではと、「問題の解決は現場にあり!」と多くの推理小説の定石に倣い、HDDバックパネルを詳細に眺めることに。

HDDバックパネルの写真
IMG_0784.jpg

「オッ!」と思わず声が出て老眼鏡を掛けなおし、SATA電源コネクタの背面部を視たところ、あるじゃないですか、コネクタの半田部と11番Pinからの配線パターンが。

ただ、ここからアクティブ信号を取出すには、素人考えでも半田付けが必要になるのは、ほぼ間違いのない状況。

とは言うものの、ここで躊躇していては先に「ハイ此処までよ!」となってしまうので、在庫パーツ群の中から5mm径のLEDのついたケーブルを探したところ、緑のLED付きのものが4組見つかる。(実は後家部品の寄せ集めなので、LEDのメーカーも配線の色も2組ある状況)

一応テスターで掛っている電圧を測り、SATAの仕様からPin番号を確認(カッコ内はSATA仕様)した所、信号コネクタ側から、

1. 0V (3.3V)
2. 0V (3.3V)
3. 0V (3.3V)
4. (GND)
5. (GND)
6. (GND)
7. 5V (5V)
8. 5V (5V)
9. 5V (5V)
10. (GND)
11. (アクティブLED/スピンアップ制御)
12. (GND)
13. 12V (12V)
14. 12V (12V)
15. 12V (12V)

という結果となり、「アリャ? SATAの仕様と違うじゃん!」と思いながらも、3.5インチのHDDに1.~ 3. の3.3Vは不要だったかも思い直して配線ルートを頭の中に描く。

LEDケーブルの長さをそろえてチョンと切って先を剥いた後、エイヤッ!とばかりに-(マイナス)側を14番Pinに半田付け。

HDDバックパネルへのLED配線の半田付け状況
IMG_0813.jpg

HDDバックパネル部の拡大写真
IMG_0812.jpg

アクティブ信号の取出しの目途が立ったので、3.3VのLEDの動作電圧を何処から確保しようかと一通り見まわしたところ、

・バックパネルの電動FAN4Pinコネクタ

に、3.3Vの空きがあることを発見。

点灯に必要な電流が流れてくれるかを気にしながらも、LEDケーブルの+(プラス)側の4本を一束にし、コンタクトを取付けて4Pinコネクタへはめ込む。

LEDケーブル接続状況(右側コネクタの右から2番目)
IMG_0820.jpg

あとは、色違いのケーブルの先についているLEDを、本体の取付け部品に差込むだけ。

何と、在庫のLEDケーブルを使ったので長さが足りず、電動FANの真下を横断することに。 

LEDケーブル配線状況(電動FANの取付金物との干渉注意)
IMG_0819.jpg


これで、私の理解では各HDDのアクセス状況に応じて、該当するLEDが点滅する筈なので、配線等をもう一度確認して本体のカバーパネルを閉じる。

本体に必要な配線をして、部屋の電気を消してLEDの点灯を確認しやすい状況にしてから、電源ボタンを「プチッ!」と押す。

HDDが廻り出し、「さぁ、どうだぁ!」
IMG_0821.jpg

HDDを1番スロットにしか入れていないので、2~4番のLED動作状況を確認できていないが、一応は点滅をしているのでヨシ!とする。


素人考えで配線等をしていますので、この記事を読んだ方で内容に危険な点などありましたら、アドバイスを頂けますと有難いのですが・・・


次回 : 考え中!

easyStore H342 のLEDを Mini-ITXマザーで点灯させる [easyStore H342]

ネットで注文をしておいたコネクタパーツが届いたので、Mini-ITXマザーから Acer Aspire easyStore H342 のLEDを点灯させるべく、今日は中学生の頃に技術の授業でやったラジオ工作を思い出しながら、ケーブルを作成する。

ちなみに、回路図を読んだり書いたりする知識や能力は持ち合わせていないので、先人の教えを有難く繋ぎ合わせながら配線図を作成する。

先ずは、先人の知恵をありがたく活用をさせて頂き、配線を整理。

H340 M/Bのコネクタと配線(さいとおさんのM/B写真と信号解説の力作)
H340 フロントパネル と Intel DQ45EK の結線図(これもさいとおさんの血と汗の力作)
H340 M/B側コネクタの配線取出し写真(Claypotさんの端的な解説と写真)

これらのサイトを参考に作った結線図がこれ
結線図.png

H340のフロントパネルには、上から、

・電源スイッチ
・Power LED
・LAN アクセスLED
・HDDアクセス LED
・INFO表示 LED
・「USB Backup」表示 LED
・USBコネクタ

実際に作ったケーブルがこれ(上:AM1B-ITX用、下:H342オリジナル)
IMG_0760.jpg

オリジナルより長さが短いが、手持ちのコネクタ付きケーブルを流用(コンタクトの取付手間をケチった)したためで、機能は果たすのでヨシとした。

ちなみに、フロントパネル側のコネクタは、日本圧着端子製造の26極と予測し、ネットから注文をしたのは、

・コネクタ : PHD-26VS
・コンタクト : BPDR-001T-P0.5

で、神田明神そば[RDC株式会社]のこちらの通販サイトから購入。

アキバのパーツ屋さんの店舗で買うのも良いのだが、[通]な方が多く訪れるこうしたお店は、実際にコネクタを持って訊ねても、「そこの棚ね!」と軽く切り返されることも多く、型番さえわかれば通販の方が精神的負担が少ない。(ような気がする!)

フロントパネルへの取付状況
IMG_0779.jpg

M/Bの電源スイッチ&LEDコネクタへの取付状況
IMG_0766.jpg

M/BのUSBコネクタへの取付状況
IMG_0767.jpg

ケースを開けたついでに、煩かったでんどうFANを14cmのモノに交換しケースに取り付けたが、12cm取付穴のタイプでないと取り付けられないので注意が必要。

12cmの代替用の設計がされた電動FAN必須
IMG_0764.jpg

これで、最低限のLEDが点灯し、必要風量を確保しつつも少しは静かなサーバになって欲しいと願いつつ、
ケースを組み立て直して電源ON。

HDD LED が点いてない?
IMG_0782.jpg

部屋を暗くしてよく見る
IMG_0783.jpg

一応ついているが、今ひとつ元気がない様だし、代わりに INFO LED は常に自己主張中。

フロントパネルのUSBコネクタも、WHS 2011 から認識された。


次回予定 : 検討中
タグ:H342 改造 LED

USBメモリから Windows Home Server 2011 をインストールする 筈だったが・・・ [easyStore H342]

前回、easyStore H342 の亡骸に組込んだ AM1B-ITX が何とか無事に起動することを確認したので、次はあたためていた Windows Home Server 2011 をインストールすることに。

とは言うものの、H342には光学ドライブが付いていないので、インストールの方法として、

A. M/BのSATAコネクタに、インストール用に一時的に光学ドライブを接続(メチャ安全策)
B. M/B実装のUSBコネクタに、外付け光学ドライブを接続(WHS2011がUSBコントローラを認識するか不安)
C. USBメモリに書込んだWHSからインストール(完全未体験ゾーン)

などの選択肢があるんじゃない?と思いながら、どうしたものかとWEB上をググってインストール方法を探すと、ありがたい先人の教えがいくつも見つかる。m(_ _)m

H340に発売早々のITXマザーボードを組んだのだから、「ここは未体験ゾーンに突入すべし!」という影の声が背中を押すので、3. → 2. → 1. の順番で試すことに決定。

先人の教えに倣い、以下のものを用意。

・ 8GB以上のUSBメモリー(4.2GB程度の実容量が必要とのこと)
・ ISOイメージファイル作成ソフト(ソフトによってはポイントがあるようだ)
・ Windows Home Server 2011 インストールディスク(実は購入後 Server としては使っていなかった
Windows7 DVD/USB Download Tool(MS社のサイトに情報あり)
・ cfg.iniファイル(自動インストールには必須のよう)

実施した手順も先人の教えの通り。

1. WHS 2011 のインストールメディアから、ISOイメージファイルを作成(DAEMON Tools Lite 使用)
2. Windows7 DVD/USB Download Tool セットアップして、ISOイメージファイルをUSBメモリに書込み
3. WHS 2011 が知らなそうなドライバーを、USBメモリにコピーする
4. 作成したcfg.iniを、USBメモリのルートにコピーする

これでUSBメモリから WHS 2011 をインストールできるようになった(筈)なので、いよいよインストールを開始する。

USBメモリをM/B実装のバックパネルのコネクタ(フロントパネルのUSBコネクタは現時点でM/Bに未接続)に差し、フロントパネルの電源ボタンをポチっ!と押すと、電動FANが廻りすが電源LEDが点かないのでかなり寂しい。

プランB.用のUSB外付け光学ドライブを、H342筐体の上に設置済
IMG_0751.jpg

キーボードのF2を押して、UEFI(これまで使ったM/Bは全てBIOS仕様で初体験)の設定画面を立上げ、USBメモリをファーストブートデバイスに設定し、回転モータ系の「ブーン!」という主張音もなくインストールが始まる。

順調、順調とニンマリしていると、案の定USBコントローラのドライバを催促される。(写真を撮り忘れた)

WHS 2011 のインストーラがUSBコントローラを認識できない状態なので、USBメモリを読むことが出来ず、プランA.はあっさりとギブアップ。

この時点で、USB外付け光学ドライブを使うプランB.も、当然お蔵入り!

結局、安全策のプランA.でインストールを実行することになったのだが、先ずは物理的に光学ドライブを取付けないと先に進まない。

何とかならないかと、家にあるものを色々と探して、以下の組み合わせで環境を確保。

・ノートパソコンからスリムDVDドライブを借用
・内蔵用ドライブをUSB接続する変換アダプタに付属の電源ケーブルを利用

取付けのイメージ(実際の取付状況は美しく無いので割愛)
IMG_0776.jpg

気を取り直して WHS 2011 のインストールを実行するが、途中でネットワークのドライバが無いと怒られ、「ブルータスお前もか!」状態。

IMG_0752.jpg

ネットワークドライバがインストールできない状況で WHS2011 のインストールを進め、再起動した後にデバイスマネージャーから確認をすると、WHS 2011 のインストーラが認識しなかったデバイスは以下の4つ。

・SMバス コントローラ
・イーサネット コントローラ
・ユニバーサル シリアル バス(USB)コントローラ
・ユニバーサル シリアル バス(USB)コントローラ

AM1B-ITX に付属のメディア内のドライバが最新とは限らないので、取敢えずインターネットに繋げるようにと、メディアのイーサネット コントローラ ドライバを手動で組込んだ。

残りの嫌われたデバイスたちをどうするか?
IMG_0754.jpg

ネットワークドライバは組んだが、まだブラウザのセットアップもしていない(サーバー系のOSはクライアント系のOSに比べ、ブラウザのセキュリティ設定が厳しい)事に気づき、マザーボード付属のメディアから「知らん!」と言われたドライバをそれぞれインストールしようとしたが、流石に WHS 2011 用のドライバはメディアには存在せず。

それではと、ASRockのダウンロードサイトを覗いてみたが、こちらにも見つからず。

カ-ネルは、Windows 7 → Windows Server 2008 R2 → Windows Home Server 2011 とベースを同じくしている様なので、サイトから最新の Windows 7 (もちろん64bit)用のドライバを入れて対処することに。

Windows 7 用のドライバのインストーラを走らせたが、OSのバ-ジョンチェック(してるよね?)で弾かれなかったので、オウンリスクの前提で多分大丈夫と自分に言い聞かせる。

あとは、Microsoft Update から更新プログラムなどもインストールして、何とか初期状態の WHS2011 の構築を完了。


次回 : H342のLEDを点灯させる

Acer Aspire easyStore H342にAthlonマザーボードを組込む [easyStore H342]

以前中古で購入し、お約束の Windows Home Server マシンとして使っていた、Acer Aspire easyStore H342 が突然機嫌が悪くなり、クライアントPCからのリモート操作にも完全に【シカト】状態。

easyStore シリーズはサーバー専用設計の様で、仕様としてモニター出力が無いのがこんな時にはかなり不便だと思いつつ H342 本体に近づき良く見ると、派手な電源LEDも点いていなければ、普段騒がしい電源FANも廻っていないのが一目瞭然。

これは、マザーボードか電源ユニットの障害かと推測しつつ、先ずは分解して内部を確認したところ、幸い焦げ臭い匂いはしなかったので、お亡くなりになったパーツの交換で済みそうだと、ややホッとして一通り内部を確認。

はじめに、入口側の電源ユニットをチェックすべく、FlexATX電源もどき(出力ケーブルがeasyStore シリーズ専用)の20PINコネクタの13&14番PINをショートさせてみると、電源FANは廻りはじめ、各端子にも電圧が掛かることをテスターでチェックし確認。(参考:電源ユニットの単体試験方法

原因はマザーボードと推定し、どうしたものかと思案。

日頃の利用の中で、
・ Windows Home Server V1 の機能には未練が残る
・ Windows Home Server 2011 も使ってみたい (入手はしていて試用はしていたが・・・)
という気持ちもあったのだが、64bitオンリーの WHS 2011 を動かすには、如何せん Atom D510 と2GBのメモリーでは力不足と放って置いたのだが、流石に使えないとなると何かしない訳にはいかない。

財布の中身と相談し、リーズナブルな復活の方法を検討しWEBをググってみたところ、似たような発想をする方が多く居て事例も豊富にあったので、
・ H342 はmini-ITXケースとして再利用(実はデザインや大きさはお気に入りた)
・ CPUには旬?のCeleronかAthlonあたりの現行製品を採用(Socket AM1ならCPU交換も可能だね)
・ 採用したCPUに対応した身の丈に合ったマザーボードを選定(SATA4ポートは必須でしょ)
という、H342の特徴を維持しながら自分のスケベ心も取込んだ方針を設定し、
・ CPU : Athlon 5150(AMD Kabiniコア)
・ M/B : AM1B-ITX(ASRock mini-ITX)
に換装して再利用を図ることに決定。

マザーボードを並べてみる。
IMG_0720.jpg

+ドライバーでビス4本を止め、簡単にトレイに取付け完了。
IMG_0723.jpg

今回電源ユニットはオリジナルを継続使用するので、HDDのバックパネルもオリジナルを利用するのだが、SATAコネクタがM/Bの先端部にあるので、オリジナルのSATAケーブルでは数センチ届かず、今回M/Bの交換に伴いSATA3仕様のケーブルに交換。(25cm程度で十分なのに45cmは長過ぎ)
IMG_0727.jpg

AM1B-ITXのSATAコネクタは4個あるが、内2個はCPU内臓のコントローラの管理で、他の2個はM/Bのコントローラで管理がされているので、4台のHDDをRAID管理したい場合などは工夫が必要。

また先人の教えに則り、バックパネルにSATA電源を供給するためには5Vの電源電圧(Vcc)が必要(感謝:m(__)m)とのことなので、ジャンク品のケーブルやコネクタから作成。
IMG_0735.jpg

割とスマートに納まった。
IMG_0736.jpg

続いて電源ボタンからの配線だが、これも先人の教えに則り、フロントパネルから伸びている2mmピッチ16pinコネクタから、PWRSWとGNDの配線をピン配列変換ケーブルを使って取出す。
IMG_0741.jpg

取出したPWRSWとGNDの配線を、M/Bの当該コネクタに接続。
IMG_0742.jpg


あとはM/Bの取説を良く眺めて、ケーブルやメモリ(死蔵中のPC3-10660 2GB*2枚)などを正しく取付け、最低限PCとして起動する状態にし、万一のことを考えケースのカバーは外した状態で電源ON。

電源が入り、無事にIPLしたので「よっしゃぁ!」と思わず叫ぶが、電動FANの音がかなり煩わしい。

H340 のフロントパネルには、他にもパワーやHDDアクセス用のLEDがある、この配線は今回放置状態で壊れる前までの華麗さが失われた状態。

今後フロントパネルの配線と必要部品情報を整理し、秋葉あたりで購入の際に低騒音FANも一緒に段取りをする予定。


次回 : Windows Home Server 2011 を導入する
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