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古いNASをMini-ITXケースとして使う その1 [NAS]
先日押入れを片付けていたところ、Logitec社のビジネスモデルのキューブ型のNASが、寂しそうに置かれていたのが眼についた。
手に取って型番を確認すると、シールにはLSV-5S1000/4Cと書かれていたので、以前中古で購入をし数年使った後、2015/7のWindows Storage Server 2003 R2(WSS2003R2)延長サポート終了前にシステム移行をした筈なので、3年以上は押入れの隅に放置されて居たのだろう。(<忘れていてゴメンね!)
NASは家電リサイクルの対象(の筈)で廃棄費用も掛かり、また眼が合って棄てないでビームを受けた(と感じた)こともあり、そのまま処分をするのも[ちょっと可哀そう!]な気になり、少し遊ばせてもらうことにした。
1. LSV-5S/4Cの遊び代?を調べる!
今回の悪戯は、事前調査から組立後の動作確認までの間を、週末2回分位を使って居酒屋1回分程度の経費で楽しむ積りでいるので、先ずは遊び代と経費のイメージを掴むために、NAS内部の清掃も兼ねてバラしてみることに。
フロントカバーの鍵が掛っていたのでツールボックスから鍵を探して開け、固定ネジを廻して外しHDDのマウンタをスロットから抜くと、予想の通りHDDは付いておらず、システム移行後に別用途で再利用をしたことを思い出した。
マウンタを抜いた後、スロットの奥を覗きバックプレーンボードを確認すると、HDDコネクタの形状はSATA規格のもので、遊び代が少し減ったことに気を落とす。
[バックプレーンボードHDDコネクタの図]
気を取り直してドライバーを握りしめ、国産製品らしくミリネジで固定されていた黒い外枠カバーを取り除き、現れたシャーシの天板を外した後、ここだけインチ螺子だった背面と側面のみり螺子で固定されている電源ユニットを外し眺めると、Flex-ATX規格の180W(FSP GROUP社製)で、システムボード接続用のATXコネクタは20ピン、バックプレーンボードへの電源コネクタはアンフェノール4ピン2個、未使用のATX12V4ピンコネクタが付いていた。
[電源ユニット]
更に筐体背面のパネルから電動ファンを外し、バックプレーンボードへの電源ケーブルも抜いてファンを眺めてみると、コネクタの形状が異なる3ピン仕様の80x80x25のファンは、SUNON社製[EE80251B3-0000-C99]だ。
[電動ファン]
筐体背面のパネルが外れると、バックプレーンボードの背中を見ることが出来るので、SATAケーブル、アンフェノール4ピン電源コネクタ、LEDケーブル等を外し眺めると、基板にはコンデンサ等が実装されていることから、製品説明にもあるホットスワップ対応だと理解できる。
[バックプレーンボード]
引続きシャーシのバラしをすすめ、底面と側面の螺子を外しシャーシの噛み合わせをズラすとスロット部のシャーシが外れるので、下からシステムボードが[コンニチハ!]をしてくれる。
電源、SATA、その他のケーブル類を外し、シャーシに固定されている螺子を外すと、めでたくシステムボードを手にすることが出来るので、遊びのヒントが見え隠れするブツを嘗め回すかのように視ると、基板のシールや空きパターンの状況から、VIA社のMini-ITXシステムボード[EPIA LN10000EG]のカスタムモデルだと分かる。
製品設計当時はIDEからSATAへの移行期だった様で、2系統のIDEをSATAに変換をして、2系統のSATAと併せて4系統のSATAを確保していた様で、変換用のサブボードやHDD LEDケーブルの取り回しなどに苦労の跡を感じる。
[上部は変換用サブボード]
システムボードの正体が分かったので、VIA社のサポートサイトから[EPIA LN10000EG]のマニュアルをDLし、各コネクタ類のピンアウト情報とフロントパネルへの配線等を確認しながら理解をしていく。
・ 電源スイッチ用(赤/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ PW_BN/GNDへ
・ 電源LED用(青/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ -PLED/GNDへ
・ HDD LED表示用(緑/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ HD_LED/GNDへ
・ 液晶表示用(緑/黄/黒)※ システムボード:シリアルコネクタへDCD/
・ LAN LED表示用(赤/黒 ツイストペア線)※ システムボード:LAN用アクティブLED+/-各ランドへ
[フロントパネル配線の図]
[赤/黒のLAN LED配線は半田直付]
ここまでの分解・確認・清掃作業で、一通りの構成パーツ類の確認が出来たこともあり、以下の点に留意し、またPCの組立等が出来るスキルがあれば、充分に遊べると思われる。
・ 主要なパーツは、規格に基づき製造され市場に出回っている製品で代替えが可能
・ 製品固有のフロントパネル基板やバックプレーンボードは、再利用が可能
・ ケーブル類は、一部にピン配列の再構成が必要になるが再利用が可能
・ LAN LEDの配線は、半田付け作業が必要になる可能性が高い
2. LSV-5S/4Cで悪戯する!(H/W編)
これまでの分解調査で、まあまあの遊び代を見付けられたので、早速だが少しずつ遊んでみることにする。
市場に出回っているMini-ITX規格のシステムボードであれば、シャーシへの取付けはドライバー1本で簡単に済むのだが、筐体背面下部のシステムボードのバックパネル部の欠き込みは標準的な寸法ではなく、残念ながら交換するシステムボードの付属パネルを取り付けることが出来ない。
本体のバックパネルを外せば、ほとんどのMini-ITXシステムボードの取付けは可能だと思われるが、大きく口を開けたままになりエアフローの効率どころではない。
また付属パネルを収める為には、製品開口部の寸法を付属パネルに合せて加工するなどの手間が必要になる。
更に、拡張スロットに外部接続コネクタがある拡張カードを取付ける場合も、コネクタに合せた開口部をパネルに設ける必要がある。
[バックパネル&拡張スロット開口部の図]
交換をしようとするシステムボード1枚の検討で、工場化製品の有効利用における得失を目の当たりにする状況ではあるが、楽しみを創出する過程での改造はある程度は起きうるものであり、その際の[現物合せ]は必須事項だと思っているので、この先は手持ちのパーツ類を仮組みする過程で調整事項を洗い出し、手間と費用と達成感のバランスをシミュレーションする。
1) システムボード関連編
分解時に感じていた事だが、システムボードを取付けるベースシャーシからHDDスロットのシャーシ迄の空間(高さ)が思った以上に狭いので、CPUクーラーを含めた全高が低いものを選択する必要がある。
今回の悪戯は、事前調査から組立後のOS起動辺りまでとし、居酒屋1回分位の費用廻して週末2回分位を楽しむ目論見でいるので、小遣いの範疇でそこそこ遊ぶというローコスト(極力在庫品利用)&ハイリターン(工夫満足度確保)のポリシーで対応することとし、最近知人のPCのメンテナンスを請け負った際の対価として物納をされたZOTAC社の[A55ITX-B-E]を取付けてみた。(ZOTAC社はメインボードと呼んでいるようだ)
筐体にはHDDスロットが4本あるため、全てのスロットにHDDを取付けて使う場合は、SATA HDD4本分のコネクタがあるメインボードを選択する必要があるのは言うまでもない。
[システムボード取付けの図]
メインボードの上面からHDDスロットシャーシの下面までは40mm程度、更に張出しているバックプレーンボードの下端までは35mm程度の高さしか無いため、システムボードを入手する場合にはCPUクーラーも含めた高さや位置の吟味が、この遊びの成果を大きく左右することになりそうだ。
[システムボード部空間の図]
CPUクーラーの放熱効率が悪いことが前提になるので、発熱の少ないCPUの選択が望ましいのは言うまでもないが、今回はTDPは65Wと少々高めだが、メインボードと共に物納されたAMD社のAPU[A4-6320]をそのまま使うことに。
またCPUクーラーについては、PCショップや通販サイトを探してみたがなかなか見つからなかったが、偶然某オークションで全高30.8mmというバッチグーなakasa社の[AK-CC1101EP02]なるものを見つけゲットした。
[極薄CPUクーラーの図]
これで今回は限られた空間内に美しく収まるCPUクーラーを用意することが出来ず、こちらも発想を転換しヒートシンク上部のファンを外して取付け、エアフローは別の方法で確保することとした。
[バックプレーンボード取付けの図]
システムボード上の物理スペースが小さいことから、一時は苦肉の策で純正のCPUクーラーの電動ファンを外し、ヒートシンクだけを取付け前面側からシロッコファンで送風しようかとも考えたが、悪戯の範疇で超薄のCPUクーラーが見つかったので見送ったが、長時間運用をする場合にはCPU温度の確認や、より冷却効果を高める対応の必要があると思われる。
メモリはDDR3規格のDIMM2枚までということで、[PC3-10600 1GB x2]を取付けた。
2) ケーブル・配線編
LSV-5S/4Cに使われているSATAケーブルは25cm(1フィート)程の長さなので、取付けるシステムボード上のSATAコネクタがボードの最先端にでもない限りは、オリジナルのケーブルが再利用できる。
また、フロントパネルへの配線については、フロントパネル側はオリジナルのコネクタはそのまま使い、システムボード側のコネクタは多くのシステムボードに使われている、Linkman社の2.54mmピッチのものの様なので、取付けるシステムボードのマニュアルを確認しながら、フロントパネル用のピンアサインに合せてコンタクトを抜き差しし再利用する。
・ 電源スイッチ用(赤/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ PW_BN/GND-へ
・ 電源LED用(青/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ -PLED/GNDへ
・ HDD LED表示用(緑/黒)システムボード:フロントパパネル用コネクタ HD_LED/GNDへ
[フロントパネル配線の図]
液晶表示用の配線については、システムボード上のピンアサインはメーカーに関わらず原則共通の筈なので、ピンアサインを確認してそのまま再利用をする。
・ 液晶表示用(緑/黄/黒)※ システムボード:シリアルコネクタへ
LAN LEDの配線については、簡単な半田付けをする勇気さえあれば、オリジナルの配線を切り取り、新たに取り付けるシステムボード裏面のランドに半田付けをする。(今回は半田付けに必要な工具を持合わせずパス)
・ LAN LED表示用(赤/黒 ツイストペア線)※ システムボードLAN用アクティブLED各ランドへ
その2へ続く
手に取って型番を確認すると、シールにはLSV-5S1000/4Cと書かれていたので、以前中古で購入をし数年使った後、2015/7のWindows Storage Server 2003 R2(WSS2003R2)延長サポート終了前にシステム移行をした筈なので、3年以上は押入れの隅に放置されて居たのだろう。(<忘れていてゴメンね!)
NASは家電リサイクルの対象(の筈)で廃棄費用も掛かり、また眼が合って棄てないでビームを受けた(と感じた)こともあり、そのまま処分をするのも[ちょっと可哀そう!]な気になり、少し遊ばせてもらうことにした。
1. LSV-5S/4Cの遊び代?を調べる!
今回の悪戯は、事前調査から組立後の動作確認までの間を、週末2回分位を使って居酒屋1回分程度の経費で楽しむ積りでいるので、先ずは遊び代と経費のイメージを掴むために、NAS内部の清掃も兼ねてバラしてみることに。
フロントカバーの鍵が掛っていたのでツールボックスから鍵を探して開け、固定ネジを廻して外しHDDのマウンタをスロットから抜くと、予想の通りHDDは付いておらず、システム移行後に別用途で再利用をしたことを思い出した。
マウンタを抜いた後、スロットの奥を覗きバックプレーンボードを確認すると、HDDコネクタの形状はSATA規格のもので、遊び代が少し減ったことに気を落とす。
[バックプレーンボードHDDコネクタの図]
気を取り直してドライバーを握りしめ、国産製品らしくミリネジで固定されていた黒い外枠カバーを取り除き、現れたシャーシの天板を外した後、ここだけインチ螺子だった背面と側面のみり螺子で固定されている電源ユニットを外し眺めると、Flex-ATX規格の180W(FSP GROUP社製)で、システムボード接続用のATXコネクタは20ピン、バックプレーンボードへの電源コネクタはアンフェノール4ピン2個、未使用のATX12V4ピンコネクタが付いていた。
[電源ユニット]
更に筐体背面のパネルから電動ファンを外し、バックプレーンボードへの電源ケーブルも抜いてファンを眺めてみると、コネクタの形状が異なる3ピン仕様の80x80x25のファンは、SUNON社製[EE80251B3-0000-C99]だ。
[電動ファン]
筐体背面のパネルが外れると、バックプレーンボードの背中を見ることが出来るので、SATAケーブル、アンフェノール4ピン電源コネクタ、LEDケーブル等を外し眺めると、基板にはコンデンサ等が実装されていることから、製品説明にもあるホットスワップ対応だと理解できる。
[バックプレーンボード]
引続きシャーシのバラしをすすめ、底面と側面の螺子を外しシャーシの噛み合わせをズラすとスロット部のシャーシが外れるので、下からシステムボードが[コンニチハ!]をしてくれる。
電源、SATA、その他のケーブル類を外し、シャーシに固定されている螺子を外すと、めでたくシステムボードを手にすることが出来るので、遊びのヒントが見え隠れするブツを嘗め回すかのように視ると、基板のシールや空きパターンの状況から、VIA社のMini-ITXシステムボード[EPIA LN10000EG]のカスタムモデルだと分かる。
製品設計当時はIDEからSATAへの移行期だった様で、2系統のIDEをSATAに変換をして、2系統のSATAと併せて4系統のSATAを確保していた様で、変換用のサブボードやHDD LEDケーブルの取り回しなどに苦労の跡を感じる。
[上部は変換用サブボード]
システムボードの正体が分かったので、VIA社のサポートサイトから[EPIA LN10000EG]のマニュアルをDLし、各コネクタ類のピンアウト情報とフロントパネルへの配線等を確認しながら理解をしていく。
・ 電源スイッチ用(赤/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ PW_BN/GNDへ
・ 電源LED用(青/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ -PLED/GNDへ
・ HDD LED表示用(緑/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ HD_LED/GNDへ
・ 液晶表示用(緑/黄/黒)※ システムボード:シリアルコネクタへDCD/
・ LAN LED表示用(赤/黒 ツイストペア線)※ システムボード:LAN用アクティブLED+/-各ランドへ
[フロントパネル配線の図]
[赤/黒のLAN LED配線は半田直付]
ここまでの分解・確認・清掃作業で、一通りの構成パーツ類の確認が出来たこともあり、以下の点に留意し、またPCの組立等が出来るスキルがあれば、充分に遊べると思われる。
・ 主要なパーツは、規格に基づき製造され市場に出回っている製品で代替えが可能
・ 製品固有のフロントパネル基板やバックプレーンボードは、再利用が可能
・ ケーブル類は、一部にピン配列の再構成が必要になるが再利用が可能
・ LAN LEDの配線は、半田付け作業が必要になる可能性が高い
2. LSV-5S/4Cで悪戯する!(H/W編)
これまでの分解調査で、まあまあの遊び代を見付けられたので、早速だが少しずつ遊んでみることにする。
市場に出回っているMini-ITX規格のシステムボードであれば、シャーシへの取付けはドライバー1本で簡単に済むのだが、筐体背面下部のシステムボードのバックパネル部の欠き込みは標準的な寸法ではなく、残念ながら交換するシステムボードの付属パネルを取り付けることが出来ない。
本体のバックパネルを外せば、ほとんどのMini-ITXシステムボードの取付けは可能だと思われるが、大きく口を開けたままになりエアフローの効率どころではない。
また付属パネルを収める為には、製品開口部の寸法を付属パネルに合せて加工するなどの手間が必要になる。
更に、拡張スロットに外部接続コネクタがある拡張カードを取付ける場合も、コネクタに合せた開口部をパネルに設ける必要がある。
[バックパネル&拡張スロット開口部の図]
交換をしようとするシステムボード1枚の検討で、工場化製品の有効利用における得失を目の当たりにする状況ではあるが、楽しみを創出する過程での改造はある程度は起きうるものであり、その際の[現物合せ]は必須事項だと思っているので、この先は手持ちのパーツ類を仮組みする過程で調整事項を洗い出し、手間と費用と達成感のバランスをシミュレーションする。
1) システムボード関連編
分解時に感じていた事だが、システムボードを取付けるベースシャーシからHDDスロットのシャーシ迄の空間(高さ)が思った以上に狭いので、CPUクーラーを含めた全高が低いものを選択する必要がある。
今回の悪戯は、事前調査から組立後のOS起動辺りまでとし、居酒屋1回分位の費用廻して週末2回分位を楽しむ目論見でいるので、小遣いの範疇でそこそこ遊ぶというローコスト(極力在庫品利用)&ハイリターン(工夫満足度確保)のポリシーで対応することとし、最近知人のPCのメンテナンスを請け負った際の対価として物納をされたZOTAC社の[A55ITX-B-E]を取付けてみた。(ZOTAC社はメインボードと呼んでいるようだ)
筐体にはHDDスロットが4本あるため、全てのスロットにHDDを取付けて使う場合は、SATA HDD4本分のコネクタがあるメインボードを選択する必要があるのは言うまでもない。
[システムボード取付けの図]
メインボードの上面からHDDスロットシャーシの下面までは40mm程度、更に張出しているバックプレーンボードの下端までは35mm程度の高さしか無いため、システムボードを入手する場合にはCPUクーラーも含めた高さや位置の吟味が、この遊びの成果を大きく左右することになりそうだ。
[システムボード部空間の図]
CPUクーラーの放熱効率が悪いことが前提になるので、発熱の少ないCPUの選択が望ましいのは言うまでもないが、今回はTDPは65Wと少々高めだが、メインボードと共に物納されたAMD社のAPU[A4-6320]をそのまま使うことに。
またCPUクーラーについては、PCショップや通販サイトを探してみたがなかなか見つからなかったが、偶然某オークションで全高30.8mmというバッチグーなakasa社の[AK-CC1101EP02]なるものを見つけゲットした。
[極薄CPUクーラーの図]
これで今回は限られた空間内に美しく収まるCPUクーラーを用意することが出来ず、こちらも発想を転換しヒートシンク上部のファンを外して取付け、エアフローは別の方法で確保することとした。
[バックプレーンボード取付けの図]
システムボード上の物理スペースが小さいことから、一時は苦肉の策で純正のCPUクーラーの電動ファンを外し、ヒートシンクだけを取付け前面側からシロッコファンで送風しようかとも考えたが、悪戯の範疇で超薄のCPUクーラーが見つかったので見送ったが、長時間運用をする場合にはCPU温度の確認や、より冷却効果を高める対応の必要があると思われる。
メモリはDDR3規格のDIMM2枚までということで、[PC3-10600 1GB x2]を取付けた。
2) ケーブル・配線編
LSV-5S/4Cに使われているSATAケーブルは25cm(1フィート)程の長さなので、取付けるシステムボード上のSATAコネクタがボードの最先端にでもない限りは、オリジナルのケーブルが再利用できる。
また、フロントパネルへの配線については、フロントパネル側はオリジナルのコネクタはそのまま使い、システムボード側のコネクタは多くのシステムボードに使われている、Linkman社の2.54mmピッチのものの様なので、取付けるシステムボードのマニュアルを確認しながら、フロントパネル用のピンアサインに合せてコンタクトを抜き差しし再利用する。
・ 電源スイッチ用(赤/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ PW_BN/GND-へ
・ 電源LED用(青/黒)※ システムボード:フロントパネル用コネクタ -PLED/GNDへ
・ HDD LED表示用(緑/黒)システムボード:フロントパパネル用コネクタ HD_LED/GNDへ
[フロントパネル配線の図]
液晶表示用の配線については、システムボード上のピンアサインはメーカーに関わらず原則共通の筈なので、ピンアサインを確認してそのまま再利用をする。
・ 液晶表示用(緑/黄/黒)※ システムボード:シリアルコネクタへ
LAN LEDの配線については、簡単な半田付けをする勇気さえあれば、オリジナルの配線を切り取り、新たに取り付けるシステムボード裏面のランドに半田付けをする。(今回は半田付けに必要な工具を持合わせずパス)
・ LAN LED表示用(赤/黒 ツイストペア線)※ システムボードLAN用アクティブLED各ランドへ
その2へ続く
サーバーOSを異なるPCに移す その2 [Operating System]
4. ブータブルメディアの作成(Server版)
次に、移行先のPCに、バックアップをしておいたシステムイメージを書込むための、起動用メディアを作成するのだが、OSにはWindows PEまたはLinuxを選択出来、メディアにはDVD-R(W)またはUSBフラッシュメモリに作成が可能で、AOMEI社のサイトによれば次の様な特徴があるとのことだ。
Windows PEのブータブルメディアは、作成前にWindows AIKをインストールしておく必要があり、バックアップ機能や検索機能に加えハードウェアRAIDをサポートしているが、反面Linuxのブータブルメディアはこれらの機能はないが比較的簡単に作成が出来ると謳われている。
こうした特徴を理解した上で起動用メディアを作成するには、[ユーティリティ]タブに移動し、表示されるオプションメニューから、[ブータブルメディアの作成]を選択する。
[ブータブルメディアの作成]ポップアップウィンドウで、[ブータブルメディアの種類]としてLinux とWindows PEの2種類からの選択を聞かれるが、Linuxのスキルが無いに等しいこともあり、今後試してみたいハードウエアRAIDのサポートにも魅かれ、また遊んでいるUSBフラッシュドライブも無かったので、今回はお勧めのWindows PEでのブータブルディスクの作成を選択し、先に進む。
表示が[Windows PEディスクの作成]に変わり、[PEブートモード]で作成するブータブルディスクを使うコンピュータが[レガシーBIOS]か[UEFI]を選択し、ブータブルディスクを作成するコンピュータにWindows AIKがインストールされていない場合は、[インターネットから……ダウンロード]に[]をし先に進む。
表示が[メディアの宛先を選択]に変わり、起動用メディアの選択肢が3つ表示されるが、何とあろうことか未使用のUSBメモリもDVD-Rのブランクディスクも手持ちがなく、古風で手間の掛かる[ISOファイルをエクスポート]を選択し、ISOファイルの書出し先のパスを指定したら先へ進む。
表示が[進捗]に変わり、初期化がされた後Windows AIKのダウンロードがされるが、DLが遅い場合は別の対応も可能だと下部に注意書きがされている。
ダウンロードが終わるとISO進行表示バーの伸び具合と説明文から作業の状況を把握し、ISOファイルの作成を淡々と待つ。
時間の経過とともに進行表示バーが右端まで伸び、無事にISOファイルの書出しが済んだら、[完了]で終了する。
その間に近くのコンビニで朝食とブランクディスクを買い、指定したパスに書出された[ampe.iso]ファイルの内容をDVD-Rに書込んでブータブルメディアを作成する。
5. ユニバーサル復元の実行
いよいよ、バックアップをしておいたシステムイメージから、ハードウェア構成の異なる移行先のコンピューターに、BSODを食らわずに起動するようにリストアWindowsを行う。
移行先のNASにUSB接続の外付けDVDドライブを取付け、ブートデバイスとして設定し、作成したブータブルメディアを入れたら、電源ボタンを[ポチっ!]としAOMEI Backupperを起動する。
ちなみに、ブータブルメディアのBIOSまたはUEFI選択と、起動するマザーボードのBIOSまたはUEFI仕様が合っていないと、起動後に[A disk read error occurred …]等のメッセージが表示され、先に進まないので注意が必要だ。
無事に、ブータブルメディアからWindows PEが読込まれ始めると、[Loading Files…]のメッセージと共に進行表示のバーが伸び、続いて画面中央にブルーのWindowsマークとドット表示のサークルが現る。
続いて、Windows PEのウィンドウが現れ[Running wpeinit... Driver Loading... ………]と表示された後、AOMEI Backupperのロゴマークに[Loading, please wait...](何故か英語のメッセージ)と表示される。
その後無事に起動したら[復元]タブをクリックし、[復元]のオプションメニュー左上部の[System Restore]と表示された右の[▼]ボタンで[Universal Restore]を選択すると、右側の選択肢表示が消える。
文字が全て英語表記になっているのは、ブータブルメディアを作成する際に、AOMEIのサイトからダウンロードしてきたWindows AIKの文字セットが英語だからではないかと推察している。(以前別エディションのBackupperで、Microsoft社のサイトから直接Windows AIKをDLし、ブータブルメディアを作成した際は日本語表示だった様な幽かな記憶がある。)
デフォルトとは別のドライブにバックアップされているイメージデータから復元したい場合や、今回の様にネットワーク上のNASにシステムイメージを保存した場合は、[パス]」ボタンで保存フォルダを選択し手動でシステムイメージを追加するのだが、今回の環境ではお約束のアクセス権を確認される。
復元したいバッククアップイメージの保存先のフォルダを指定すると、イメージデータの一覧が表示されるので、復元したいバックアップイメージを選択し[次へ]で先に進む。
復元したいバックアップイメージを指定すると、[バックアップポイント]のオプションメニューに変わり、選択したバックアップイメージが表示されているので、元のパーティション以外のパーティションに復元したい場合は、[システムを他の場所に復元]を選択し対応することが出来る。
復元したいバックアップイメージを特定したら、[パーティションの復元]オプションメニューに変わるので、復元先のパーティションをビジュアルに表示される[ディスク]と[パーティション]から特定し、[次へ]で先に進む。
[操作概要]オプションメニューに変わるので、ソースとターゲットパーティションの内容など[実行される操作の内容]を確認し、
・[パーティションサイズの変更]
・[ユニバーサル復元]
・[SSDを最適化]
をする場合は、左下部で設定し、ボックスにチェックを入れて「開始」する。
[システム復元の進捗状況]表示に変わり、リストア作業の初期化、復元先のボリュームチェック、システムの復元、データのコピー、システム設定の更新、ユニバーサル復元の開始と進み、バーが右端まで進み[無事に終了!]と言われ、何もせずに済んだことに拍子抜けをしたが[完了]する。
画面の表示が[ホーム]メニューに戻り、復元をしたシステムイメージデータが表示されているが、ウィンドウ右上の[×]ボタンでお疲れ様と終了すると再起動が掛かる。
USB接続デバイスから起動しない様、デバイスを外すか、[F8]で起動デバイスを指定するなどして、復元したデバイスから移行したサーバーOSを起動させる。
[ユニバーサル復元]の仕組みから、起動に必要なデバイスドライバーを組込む必要があるのではと思ってはいたのだが、ブータブルメディアに組込んだWindows PEのバージョンが新しかったことに助けられたのか、あっさりと異なるハードウェア環境のコンピュータで、これまで使っていたOSが起動する様になってしまったのには少々驚いた。
[ユニバーサル復元]機能は、AOMEI Backupperの復元関連の追加機能になり、従前の復元機能との違いは、システムイメージをバックアップしたコンピュータとはハ-ドウェア構成の異なるコンピュータに、バックアップイメージを復元するという、マイグレーションの際には非常に有難いものだ。
とはいうものの、完璧に移行できる訳ではなく、[ユニバーサル復元]機能を使い、異なるハードウェアへシステムイメージを復元した後は、ディスプレイ、NICコントローラ、オーディオコントローラ、USB3.0コントローラなどの多くのデバイスドライバを再インストールする必要がある。
とヘルプガイド等にも書かれていて、最低限移行先のコンピュータから起動できる環境(=システムデバイスを認識できシステムファイルを読込める状況)にするまでをミッションにしているようで、そこから先は[アナタ次第!]だ。
このテーマは終了!
次に、移行先のPCに、バックアップをしておいたシステムイメージを書込むための、起動用メディアを作成するのだが、OSにはWindows PEまたはLinuxを選択出来、メディアにはDVD-R(W)またはUSBフラッシュメモリに作成が可能で、AOMEI社のサイトによれば次の様な特徴があるとのことだ。
Windows PEのブータブルメディアは、作成前にWindows AIKをインストールしておく必要があり、バックアップ機能や検索機能に加えハードウェアRAIDをサポートしているが、反面Linuxのブータブルメディアはこれらの機能はないが比較的簡単に作成が出来ると謳われている。
こうした特徴を理解した上で起動用メディアを作成するには、[ユーティリティ]タブに移動し、表示されるオプションメニューから、[ブータブルメディアの作成]を選択する。
[ブータブルメディアの作成]ポップアップウィンドウで、[ブータブルメディアの種類]としてLinux とWindows PEの2種類からの選択を聞かれるが、Linuxのスキルが無いに等しいこともあり、今後試してみたいハードウエアRAIDのサポートにも魅かれ、また遊んでいるUSBフラッシュドライブも無かったので、今回はお勧めのWindows PEでのブータブルディスクの作成を選択し、先に進む。
表示が[Windows PEディスクの作成]に変わり、[PEブートモード]で作成するブータブルディスクを使うコンピュータが[レガシーBIOS]か[UEFI]を選択し、ブータブルディスクを作成するコンピュータにWindows AIKがインストールされていない場合は、[インターネットから……ダウンロード]に[]をし先に進む。
表示が[メディアの宛先を選択]に変わり、起動用メディアの選択肢が3つ表示されるが、何とあろうことか未使用のUSBメモリもDVD-Rのブランクディスクも手持ちがなく、古風で手間の掛かる[ISOファイルをエクスポート]を選択し、ISOファイルの書出し先のパスを指定したら先へ進む。
表示が[進捗]に変わり、初期化がされた後Windows AIKのダウンロードがされるが、DLが遅い場合は別の対応も可能だと下部に注意書きがされている。
ダウンロードが終わるとISO進行表示バーの伸び具合と説明文から作業の状況を把握し、ISOファイルの作成を淡々と待つ。
時間の経過とともに進行表示バーが右端まで伸び、無事にISOファイルの書出しが済んだら、[完了]で終了する。
その間に近くのコンビニで朝食とブランクディスクを買い、指定したパスに書出された[ampe.iso]ファイルの内容をDVD-Rに書込んでブータブルメディアを作成する。
5. ユニバーサル復元の実行
いよいよ、バックアップをしておいたシステムイメージから、ハードウェア構成の異なる移行先のコンピューターに、BSODを食らわずに起動するようにリストアWindowsを行う。
移行先のNASにUSB接続の外付けDVDドライブを取付け、ブートデバイスとして設定し、作成したブータブルメディアを入れたら、電源ボタンを[ポチっ!]としAOMEI Backupperを起動する。
ちなみに、ブータブルメディアのBIOSまたはUEFI選択と、起動するマザーボードのBIOSまたはUEFI仕様が合っていないと、起動後に[A disk read error occurred …]等のメッセージが表示され、先に進まないので注意が必要だ。
無事に、ブータブルメディアからWindows PEが読込まれ始めると、[Loading Files…]のメッセージと共に進行表示のバーが伸び、続いて画面中央にブルーのWindowsマークとドット表示のサークルが現る。
続いて、Windows PEのウィンドウが現れ[Running wpeinit... Driver Loading... ………]と表示された後、AOMEI Backupperのロゴマークに[Loading, please wait...](何故か英語のメッセージ)と表示される。
その後無事に起動したら[復元]タブをクリックし、[復元]のオプションメニュー左上部の[System Restore]と表示された右の[▼]ボタンで[Universal Restore]を選択すると、右側の選択肢表示が消える。
文字が全て英語表記になっているのは、ブータブルメディアを作成する際に、AOMEIのサイトからダウンロードしてきたWindows AIKの文字セットが英語だからではないかと推察している。(以前別エディションのBackupperで、Microsoft社のサイトから直接Windows AIKをDLし、ブータブルメディアを作成した際は日本語表示だった様な幽かな記憶がある。)
デフォルトとは別のドライブにバックアップされているイメージデータから復元したい場合や、今回の様にネットワーク上のNASにシステムイメージを保存した場合は、[パス]」ボタンで保存フォルダを選択し手動でシステムイメージを追加するのだが、今回の環境ではお約束のアクセス権を確認される。
復元したいバッククアップイメージの保存先のフォルダを指定すると、イメージデータの一覧が表示されるので、復元したいバックアップイメージを選択し[次へ]で先に進む。
復元したいバックアップイメージを指定すると、[バックアップポイント]のオプションメニューに変わり、選択したバックアップイメージが表示されているので、元のパーティション以外のパーティションに復元したい場合は、[システムを他の場所に復元]を選択し対応することが出来る。
復元したいバックアップイメージを特定したら、[パーティションの復元]オプションメニューに変わるので、復元先のパーティションをビジュアルに表示される[ディスク]と[パーティション]から特定し、[次へ]で先に進む。
[操作概要]オプションメニューに変わるので、ソースとターゲットパーティションの内容など[実行される操作の内容]を確認し、
・[パーティションサイズの変更]
・[ユニバーサル復元]
・[SSDを最適化]
をする場合は、左下部で設定し、ボックスにチェックを入れて「開始」する。
[システム復元の進捗状況]表示に変わり、リストア作業の初期化、復元先のボリュームチェック、システムの復元、データのコピー、システム設定の更新、ユニバーサル復元の開始と進み、バーが右端まで進み[無事に終了!]と言われ、何もせずに済んだことに拍子抜けをしたが[完了]する。
画面の表示が[ホーム]メニューに戻り、復元をしたシステムイメージデータが表示されているが、ウィンドウ右上の[×]ボタンでお疲れ様と終了すると再起動が掛かる。
USB接続デバイスから起動しない様、デバイスを外すか、[F8]で起動デバイスを指定するなどして、復元したデバイスから移行したサーバーOSを起動させる。
[ユニバーサル復元]の仕組みから、起動に必要なデバイスドライバーを組込む必要があるのではと思ってはいたのだが、ブータブルメディアに組込んだWindows PEのバージョンが新しかったことに助けられたのか、あっさりと異なるハードウェア環境のコンピュータで、これまで使っていたOSが起動する様になってしまったのには少々驚いた。
[ユニバーサル復元]機能は、AOMEI Backupperの復元関連の追加機能になり、従前の復元機能との違いは、システムイメージをバックアップしたコンピュータとはハ-ドウェア構成の異なるコンピュータに、バックアップイメージを復元するという、マイグレーションの際には非常に有難いものだ。
とはいうものの、完璧に移行できる訳ではなく、[ユニバーサル復元]機能を使い、異なるハードウェアへシステムイメージを復元した後は、ディスプレイ、NICコントローラ、オーディオコントローラ、USB3.0コントローラなどの多くのデバイスドライバを再インストールする必要がある。
とヘルプガイド等にも書かれていて、最低限移行先のコンピュータから起動できる環境(=システムデバイスを認識できシステムファイルを読込める状況)にするまでをミッションにしているようで、そこから先は[アナタ次第!]だ。
このテーマは終了!
サーバーOSを異なるPCに移す その1 [Operating System]
NASのマイグレーションを行なう関係から、ハードウェア構成が異なるコンピュータ間で、バックアップ&レストアが可能なバックアップソフトをあらためて試してみることにした。
こうした機能を持ったバックアップ関連製品は、数社から販売がされているので、いくつかピックアップをし簡単な概要比較をしてみる。(機能の詳細は各ベンダーの製品サイトを確認して欲しい。)
どのベンダーも無償提供されているエディションがあるが、すべてクライアント系のWindows OS対応で、今回の様にサーバー系のWindows OSを異なるハードウェアに移行する場合には使用が出来ず、期間限定の試用版を使って移行作業を行なう必要がある。
異機種間移行の機能については、数社の無償提供版や試用版でお世話になっているが、今回は何故かこれ迄お世話になった事のない、AOMEI社の[AOMEI Backupper Serve]を使ってみることに。
念のため、AOMEI Backupperシリーズの製品に含まれるユニバーサル復元機能は、メーカーのWEBサイトによれば[異なるハードウェアを使用してコンピュータにオペレーティングシステム(OS)を復元する]機能とのことで、
・ハードウェア障害が発生した場合に、素早く使用していたOS環境を復元
・複数のコンピュータに、同じオペレーティングシステムを展開
・物理コンピュータから仮想コンピュータへ、または仮想コンピュータから物理コンピュータへの移行
など、様々な目的に使用することができると書かれているので、間違いなくイケそうだ。
1. バックアップソフトウェアの入手
先ずは、AOMEI社のサイトからバックアップソフトを入手するのだが、今回のマイグレーションの対象であるNASには、サーバー用のOSであるWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup(WSS2008R2wgr)が搭載されているので、ソフトウェアのダウンロードが可能な3つのエディションのうち、[30日間無料トライアル]版の形で提供されている[AOMEI Backupper Server]を選択し、[無料お試し]でダウンロードする。
インストールプログラムは実行ファイル形式なので、念の為にセキュリティソフトにウィルスチェックをお願いしてDLする。
・フリーウェア版:Backupperfull.exe
・Professional試用版:ABPro.exe
・Server試用版:ABServer.exe
また、NASにアクセスしているクライアントPC用には無償提供版の[AOMEI Backupper Standerd]を選択し、[今すぐダウンロード]からダウンロードする。
[フリーソフトを取得する最後の手順]という一見怖いポップアップウィンドウが現れ、サポート時の連絡先ということでメールアドレスの入力を求められるので、試用のお礼の意味も含めて入力し[今すぐダウンロード]で先に進む。
2. Server版のインストール
念のため管理者権限でインストールプログラムを起動すると、何語でインストールしたいのかを聞かれるので、表示されている[日本語]のまま先に進む。
[AOMEI Backupper Server]と表示されたポップアップウィンドウが開くので、インストール先(32ビットプログラムの様だ)とライセンス契約欄を[レ]して[今すぐインストール]で開始する。
ポップアップウィンドウ下部の表示が変わり、バー表示でインストールの進行状況が表示されるので、数分程度で終わりそうなこともありぼうっと眺めていると、デスクトップに[AOMEI Backupper Server]のアイコンが出来る。
その後ブラウザが開いてあるサイトを表示しようとするが、サーバーOSの為セキュリティ設定が厳しめなこともあり、[セキュリティの警告]で注意を促される。
必要に応じてセキュリティ関連の対応をしサイトを開くと、[AOMEI Backupperヘルプガイド]が表示されるので、項目を一通り眺め、必要な所は多少たどたどしい日本語なのはご愛嬌と受け止め読んでおく。
進行表示バーが右まで伸びインストールが無事に終わると、ポップアップウィンドウに[今すぐ体験]と表示がされるので、お約束の[ユーザーエクスペリエンスへ参加]を確認し、システムの再起動は不要なの?と思いながらも体験に進む。
3. システムデータのバックアップ
初期設定をしているのか、[読み込み中です、お待ちください...]と書かれているポップアップウィンドウが出るのでしばらく待つ。
以前に[AOMEI Backupper Server]の試用版をインストールした事があったり、30日間の試用期限を過ぎている状態の場合は、[登録]ダイアログボックスが開き[有効期限のお知らせ]が表示される。
初回の起動時には、[ホームタブ]の[AOMEI Backupperへようこそ]に[新規作成]と表示されるが、先ずはシステムボリュームのバックアップを取りたいので、[バックアップ]タブで移動する。
取り急ぎシステムボリュームのバックアップをするので、[バックアップ]タで5つ程表示されるオプションメニューから、素直に[システムバックアップ]を選択する。
[システムバックアップ]のサブメニューで、[タスク名]を後々分かり易いものに修正し、[1]の起動ドライブのシステムパーティション(C:)が自動的に選択されているのを確認する。
WEBにある使用方法を眺めると、開発元のAOMEI社のお薦めはネットワークドライブへの保存のようなので、試用のお礼の意味からも素直に誘い文句に乗ることにし、[2]の保存先をNASのネットワークドライブに割当てる。
ネットワーク上のNASのコンピュータ名を指定し、NASにアクセスしようとすると、NASからアクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアクセスのお許しを頂く。
通行手形を見せ無事に関所を通過しNASに保存先を確保したら、オプション、スケジュール、スキームを必要に応じて設定し、色が変わった[開始]ボタンでイメージの作成に進む。
NASのボリュームをネットワークドライブとしての割当てずに指定したので、今度はOSから?アクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアあらためてクセスをお願いする。
システムボリュームののイメージファイルを作っている様で、[システムバックアップ進行状況]に変化がない状態がしばらく続いたあと、進行に合わせバーが伸び作業情報が表示され始め、見込時間がカウントダウンされるので、次の作業の準備をしながら珈琲ブレイクをすることに。
珈琲を飲みながらバックアップイメージデータの保存先を確認すると、指定したイメージファイル名でデータが続々と書き込まれている。
今回の移行対象であるWS2008R2のシステムパーティションは40GBで、28GB弱のデータがあったので、カウントダウンの最初は15分と表示された。
進行の経過と共にバーが伸び、バックアップが終わると整合性の検証に進み、すべてが無事に終了したことを確認したら、感謝の気持ちと共に[完了]ボタンをクリックする。(最終的には25分程度だったかと。)
画面が起動時の[ホーム]タブに戻り、[バックアップ管理]サブメニューにバックアップされたデータの情報が表示されるので、念のため確認したらバックアップは終了だ。
その2へ続く
こうした機能を持ったバックアップ関連製品は、数社から販売がされているので、いくつかピックアップをし簡単な概要比較をしてみる。(機能の詳細は各ベンダーの製品サイトを確認して欲しい。)
どのベンダーも無償提供されているエディションがあるが、すべてクライアント系のWindows OS対応で、今回の様にサーバー系のWindows OSを異なるハードウェアに移行する場合には使用が出来ず、期間限定の試用版を使って移行作業を行なう必要がある。
異機種間移行の機能については、数社の無償提供版や試用版でお世話になっているが、今回は何故かこれ迄お世話になった事のない、AOMEI社の[AOMEI Backupper Serve]を使ってみることに。
念のため、AOMEI Backupperシリーズの製品に含まれるユニバーサル復元機能は、メーカーのWEBサイトによれば[異なるハードウェアを使用してコンピュータにオペレーティングシステム(OS)を復元する]機能とのことで、
・ハードウェア障害が発生した場合に、素早く使用していたOS環境を復元
・複数のコンピュータに、同じオペレーティングシステムを展開
・物理コンピュータから仮想コンピュータへ、または仮想コンピュータから物理コンピュータへの移行
など、様々な目的に使用することができると書かれているので、間違いなくイケそうだ。
1. バックアップソフトウェアの入手
先ずは、AOMEI社のサイトからバックアップソフトを入手するのだが、今回のマイグレーションの対象であるNASには、サーバー用のOSであるWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup(WSS2008R2wgr)が搭載されているので、ソフトウェアのダウンロードが可能な3つのエディションのうち、[30日間無料トライアル]版の形で提供されている[AOMEI Backupper Server]を選択し、[無料お試し]でダウンロードする。
インストールプログラムは実行ファイル形式なので、念の為にセキュリティソフトにウィルスチェックをお願いしてDLする。
・フリーウェア版:Backupperfull.exe
・Professional試用版:ABPro.exe
・Server試用版:ABServer.exe
また、NASにアクセスしているクライアントPC用には無償提供版の[AOMEI Backupper Standerd]を選択し、[今すぐダウンロード]からダウンロードする。
[フリーソフトを取得する最後の手順]という一見怖いポップアップウィンドウが現れ、サポート時の連絡先ということでメールアドレスの入力を求められるので、試用のお礼の意味も含めて入力し[今すぐダウンロード]で先に進む。
2. Server版のインストール
念のため管理者権限でインストールプログラムを起動すると、何語でインストールしたいのかを聞かれるので、表示されている[日本語]のまま先に進む。
[AOMEI Backupper Server]と表示されたポップアップウィンドウが開くので、インストール先(32ビットプログラムの様だ)とライセンス契約欄を[レ]して[今すぐインストール]で開始する。
ポップアップウィンドウ下部の表示が変わり、バー表示でインストールの進行状況が表示されるので、数分程度で終わりそうなこともありぼうっと眺めていると、デスクトップに[AOMEI Backupper Server]のアイコンが出来る。
その後ブラウザが開いてあるサイトを表示しようとするが、サーバーOSの為セキュリティ設定が厳しめなこともあり、[セキュリティの警告]で注意を促される。
必要に応じてセキュリティ関連の対応をしサイトを開くと、[AOMEI Backupperヘルプガイド]が表示されるので、項目を一通り眺め、必要な所は多少たどたどしい日本語なのはご愛嬌と受け止め読んでおく。
進行表示バーが右まで伸びインストールが無事に終わると、ポップアップウィンドウに[今すぐ体験]と表示がされるので、お約束の[ユーザーエクスペリエンスへ参加]を確認し、システムの再起動は不要なの?と思いながらも体験に進む。
3. システムデータのバックアップ
初期設定をしているのか、[読み込み中です、お待ちください...]と書かれているポップアップウィンドウが出るのでしばらく待つ。
以前に[AOMEI Backupper Server]の試用版をインストールした事があったり、30日間の試用期限を過ぎている状態の場合は、[登録]ダイアログボックスが開き[有効期限のお知らせ]が表示される。
初回の起動時には、[ホームタブ]の[AOMEI Backupperへようこそ]に[新規作成]と表示されるが、先ずはシステムボリュームのバックアップを取りたいので、[バックアップ]タブで移動する。
取り急ぎシステムボリュームのバックアップをするので、[バックアップ]タで5つ程表示されるオプションメニューから、素直に[システムバックアップ]を選択する。
[システムバックアップ]のサブメニューで、[タスク名]を後々分かり易いものに修正し、[1]の起動ドライブのシステムパーティション(C:)が自動的に選択されているのを確認する。
WEBにある使用方法を眺めると、開発元のAOMEI社のお薦めはネットワークドライブへの保存のようなので、試用のお礼の意味からも素直に誘い文句に乗ることにし、[2]の保存先をNASのネットワークドライブに割当てる。
ネットワーク上のNASのコンピュータ名を指定し、NASにアクセスしようとすると、NASからアクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアクセスのお許しを頂く。
通行手形を見せ無事に関所を通過しNASに保存先を確保したら、オプション、スケジュール、スキームを必要に応じて設定し、色が変わった[開始]ボタンでイメージの作成に進む。
NASのボリュームをネットワークドライブとしての割当てずに指定したので、今度はOSから?アクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアあらためてクセスをお願いする。
システムボリュームののイメージファイルを作っている様で、[システムバックアップ進行状況]に変化がない状態がしばらく続いたあと、進行に合わせバーが伸び作業情報が表示され始め、見込時間がカウントダウンされるので、次の作業の準備をしながら珈琲ブレイクをすることに。
珈琲を飲みながらバックアップイメージデータの保存先を確認すると、指定したイメージファイル名でデータが続々と書き込まれている。
今回の移行対象であるWS2008R2のシステムパーティションは40GBで、28GB弱のデータがあったので、カウントダウンの最初は15分と表示された。
進行の経過と共にバーが伸び、バックアップが終わると整合性の検証に進み、すべてが無事に終了したことを確認したら、感謝の気持ちと共に[完了]ボタンをクリックする。(最終的には25分程度だったかと。)
画面が起動時の[ホーム]タブに戻り、[バックアップ管理]サブメニューにバックアップされたデータの情報が表示されるので、念のため確認したらバックアップは終了だ。
その2へ続く
MAGNIA LiTE41SE を弄る!の巻 [MAGNIA]
毎度のヤフオク!で MAGNIA LiTE41SE を激安で落札したのだが、小型の廉価サーバーとはいえ、5.25インチベイ*2、3.5インチベイ*2、内臓HDD*4を抱える筺体ともなると、サーバー本体の落札価格よりも送料の方がお高いという妙な状況に。
先ずは、梱包を解いて本体を取り出し眺めてみると、表面には経年なりの傷や凹みがあり、また発送前に筺体を清掃して頂いた跡であろう、黒い外観なだけに目立つクリーナー材の拭き取りムラが浮き上がり、販売担当の方の努力の跡が窺い知れる状態。
それでは私もクリーニングをと、濡れタオルで筺体表面に残るクリーナーを軽く拭き取ったあと、背面の取付ビスを外し、側面パネルも外して内部を眺めてみると、エアの吹付程度のクリーニングはされていた様で、筺体のスチールフレームや電源ユニットの吸気部に薄っすら埃は残っているものの、外観状態から考えれば想定内という状況。
取りあえず、最小限のキーボード(K/B)、モニタ、電源ケーブルを繋いで、先ずは起動確認をしてみることに。
電源ボタンを「ぷちっ!」とし、電動ファンが廻り始めると、BIOSは御自らモニタに、「BIOS Version : 5YASV-F7」
と宣われたので、初版の「F7」(WS2008 R2 未対応)のまま、購入以降は特段のアップデートもされずに、箱入り娘状態で大事に?扱われていたのではと想像。
早々にイジり処をお示しになるところは、こちらの気持ちを分かっておられるとニンマリ。
実はこのサーバーは、Express5800/110Ge(-S)と同じ、Gigabyte社のマザーボード(M/B) GA-5YASV-RHだそうだ。
実際に比べてみると、コンデンサなどに微妙な違いはあるが、外観上の大きな違いは、バックパネルのUSBコネクタが一列か二列かといった程度。
左:MAGNIA 右:Express5800
Express5800/110Ge-Sでは、かなり遊ばせてもらったので、イジる上での諸情報が少ない東○芝×電気社製品とはいえ、兄弟?製品の情報が転用できるのではとのスケベ心を甚くくすぐられる。
今後はCPU交換なども視野に入れていることもあり、メーカーのメンテナンスサイトから最新BIOSの[F12]をDLし、解凍、アップデート用FD作成のバッチファイルを実行するが、「?」、OSが「64it版でも動作するプログラムかい?」と言ってきたので、32Bit版のOS上でバッチファイルを実行し、メデタク昔ながらのお約束のFDを作成した。
とはいうものの、このサーバーは3.5インチのFDドライブはオプション扱いの機種なので、USB接続のFDDを取付け後アップデート用のFDを挿入し、電源ボタンを「ぷちっ!」とし、「FDの読込みって、こんなに遅かったっけ?」と思いつつも、今後このPCの基本動作を管理するプログラムの神聖な更新儀式ではあるので、アップデートプログラムの仰せに従いアップデートを実行した。
暫くすると「成功したよ!」と仰せられたので、念のために再起動して最新BIOS[F12]への更新が無事にされた事を確認。
無事にBIOSがアップデートされたので、落ち切れていない内部のに残った積年の汚れを取り除き、リフレッシュして頂くことにし、外皮の黒のスチールパネル、前面のプラスチックパネルなどを外し、各種ケーブル、光学ドライブ、HDDケージ、M/B、電源ユニット、電動ファン、スイッチなど、外せるものは全て外して、オールクリーニングを実施。
保証など残っている筈もないので、外部からの清掃では内部の埃が取りきれず、痛風が、基通風が悪くなり内部温度が上がると残りヘタリ易い?、電源ユニットもバラして内部やファンに残っている埃も取り除いてあげた。
垢を落とした各パーツを元の通りに組み直し、欠品だったHDDの代わりに手持ちのHDDに取付け、これで機嫌が良くなったであろう MAGNIA LiTE41SE に、復活の呪文を唱えつつ、あらためてOS(Windows Server 2008)をインストールしてみる。
このM/Bには、RAIDが組めるようにSAS/SATAのコントローラチップが実装されていて、カタログ等の仕様を見る限りでは、メーカー独自のRAIDコントローラ(MAGNIA ATA RAID)で、RAID 0,1,5,10に対応していると書かれている。
ちなみに、同じ型番のM/Bを使っているExpress5800/110Geなどの仕様をみると、チップはLSI社製でRAID 0,1,10に対応すると書かれていて、対応するRAIDレベルに違いがあるので、チップも違うものが載っているのだろうと比べてみたが、パッと見はM/Bに実装されているチップの形状などには違いは視られず。
MAGNIAのものは、LSIのカスタムチップ?などと想像しながらも、まあいいかと思いそれ以上の詳細調査はせずに作業を続行、取りあえずの動作確認にとHDDを1台しか取付けるつもりがないので、RAIDコントローラ接続のHDDをOSに認識させるためには、BIOSのRAID設定を[Disable]にしないと駄目よ!駄目、駄目。
設定変更ついでに動作モードを[AHCI]にすると、「AHCI Legacyモードで使うか?」と聞かれるが、「Enable」にすると代わりにDVDドライブを繋ぐ「SATA5&6が使えなくなるよ!」との事なので、そこまでは踏み込まずに設定を終了。
その後は、動作確認のためにWindows Server 2008(WS2008) をインストールし、時間があったので必要な更新プログラムをDL&インストールして、特段のエラーも起きず動作確認は無事終了。
何で WS2008 かといえば、プロダクトキーのシールは剥がれていたが、この機種のプリインストールOSだった事に加え、2003バージョンやXPだと AHCI モードでインストールするには F6 追加用のドライバが必要で、WEBで探すのが面倒だったから。
次回は、もう少しイジってみようかと。
先ずは、梱包を解いて本体を取り出し眺めてみると、表面には経年なりの傷や凹みがあり、また発送前に筺体を清掃して頂いた跡であろう、黒い外観なだけに目立つクリーナー材の拭き取りムラが浮き上がり、販売担当の方の努力の跡が窺い知れる状態。
それでは私もクリーニングをと、濡れタオルで筺体表面に残るクリーナーを軽く拭き取ったあと、背面の取付ビスを外し、側面パネルも外して内部を眺めてみると、エアの吹付程度のクリーニングはされていた様で、筺体のスチールフレームや電源ユニットの吸気部に薄っすら埃は残っているものの、外観状態から考えれば想定内という状況。
取りあえず、最小限のキーボード(K/B)、モニタ、電源ケーブルを繋いで、先ずは起動確認をしてみることに。
電源ボタンを「ぷちっ!」とし、電動ファンが廻り始めると、BIOSは御自らモニタに、「BIOS Version : 5YASV-F7」
と宣われたので、初版の「F7」(WS2008 R2 未対応)のまま、購入以降は特段のアップデートもされずに、箱入り娘状態で大事に?扱われていたのではと想像。
早々にイジり処をお示しになるところは、こちらの気持ちを分かっておられるとニンマリ。
実はこのサーバーは、Express5800/110Ge(-S)と同じ、Gigabyte社のマザーボード(M/B) GA-5YASV-RHだそうだ。
実際に比べてみると、コンデンサなどに微妙な違いはあるが、外観上の大きな違いは、バックパネルのUSBコネクタが一列か二列かといった程度。
左:MAGNIA 右:Express5800
Express5800/110Ge-Sでは、かなり遊ばせてもらったので、イジる上での諸情報が少ない東○芝×電気社製品とはいえ、兄弟?製品の情報が転用できるのではとのスケベ心を甚くくすぐられる。
今後はCPU交換なども視野に入れていることもあり、メーカーのメンテナンスサイトから最新BIOSの[F12]をDLし、解凍、アップデート用FD作成のバッチファイルを実行するが、「?」、OSが「64it版でも動作するプログラムかい?」と言ってきたので、32Bit版のOS上でバッチファイルを実行し、メデタク昔ながらのお約束のFDを作成した。
とはいうものの、このサーバーは3.5インチのFDドライブはオプション扱いの機種なので、USB接続のFDDを取付け後アップデート用のFDを挿入し、電源ボタンを「ぷちっ!」とし、「FDの読込みって、こんなに遅かったっけ?」と思いつつも、今後このPCの基本動作を管理するプログラムの神聖な更新儀式ではあるので、アップデートプログラムの仰せに従いアップデートを実行した。
暫くすると「成功したよ!」と仰せられたので、念のために再起動して最新BIOS[F12]への更新が無事にされた事を確認。
無事にBIOSがアップデートされたので、落ち切れていない内部のに残った積年の汚れを取り除き、リフレッシュして頂くことにし、外皮の黒のスチールパネル、前面のプラスチックパネルなどを外し、各種ケーブル、光学ドライブ、HDDケージ、M/B、電源ユニット、電動ファン、スイッチなど、外せるものは全て外して、オールクリーニングを実施。
保証など残っている筈もないので、外部からの清掃では内部の埃が取りきれず、痛風が、基通風が悪くなり内部温度が上がると残りヘタリ易い?、電源ユニットもバラして内部やファンに残っている埃も取り除いてあげた。
垢を落とした各パーツを元の通りに組み直し、欠品だったHDDの代わりに手持ちのHDDに取付け、これで機嫌が良くなったであろう MAGNIA LiTE41SE に、復活の呪文を唱えつつ、あらためてOS(Windows Server 2008)をインストールしてみる。
このM/Bには、RAIDが組めるようにSAS/SATAのコントローラチップが実装されていて、カタログ等の仕様を見る限りでは、メーカー独自のRAIDコントローラ(MAGNIA ATA RAID)で、RAID 0,1,5,10に対応していると書かれている。
ちなみに、同じ型番のM/Bを使っているExpress5800/110Geなどの仕様をみると、チップはLSI社製でRAID 0,1,10に対応すると書かれていて、対応するRAIDレベルに違いがあるので、チップも違うものが載っているのだろうと比べてみたが、パッと見はM/Bに実装されているチップの形状などには違いは視られず。
MAGNIAのものは、LSIのカスタムチップ?などと想像しながらも、まあいいかと思いそれ以上の詳細調査はせずに作業を続行、取りあえずの動作確認にとHDDを1台しか取付けるつもりがないので、RAIDコントローラ接続のHDDをOSに認識させるためには、BIOSのRAID設定を[Disable]にしないと駄目よ!駄目、駄目。
設定変更ついでに動作モードを[AHCI]にすると、「AHCI Legacyモードで使うか?」と聞かれるが、「Enable」にすると代わりにDVDドライブを繋ぐ「SATA5&6が使えなくなるよ!」との事なので、そこまでは踏み込まずに設定を終了。
その後は、動作確認のためにWindows Server 2008(WS2008) をインストールし、時間があったので必要な更新プログラムをDL&インストールして、特段のエラーも起きず動作確認は無事終了。
何で WS2008 かといえば、プロダクトキーのシールは剥がれていたが、この機種のプリインストールOSだった事に加え、2003バージョンやXPだと AHCI モードでインストールするには F6 追加用のドライバが必要で、WEBで探すのが面倒だったから。
次回は、もう少しイジってみようかと。
HP MediaSmart Server EX490 の復活はなるか? 壊れているのは何処?の巻 [MediaSmart Server]
宅配便でそこそこ大きな荷物が届いたのだが、心当たりがないので発送元を良く見ると、最近パソコン関連の質問を良く受ける知人からだった。
いきなり開けるのも気味が悪いので、メールで聞いてからにしようとメールソフトを開けると、既に友人からメールが届いていて、オークションでジャンクの HP MediaSmart Server EX490 手に入れたので、同じものを使っている私に、何とか復活の呪文を唱えて欲しいと[ブツ]を送ったとのこと。
今週末は、不調の TeraStation のメンテをしようと思っていたので、先にメールを見ていたら断ったのだが、これは知人の作戦勝ちだと諦めて、分かっている購入時の状況を教えて欲しいと返信を打とうとしたら、オークションのURLサイトを見てくれとばかりにリンクがしっかりと書かれてあった。
梱包を解いて中身を確認してみると、 外観は傷も多く経年以上にクタビレた雰囲気を醸し出しているが、多少埃は被っていてもHDDトレイは4個とも揃っているので、ジャンクであればこんなものだろうと思いながらチェックをしていくことに。
オークションサイトの商品説明には、
【電源が入りません。】
と書かれていたので、先ずは先人の教えを参考(A Closer Look at the EX490 and EX495 Hardware など)に分解をして、状況を確認すると、流石に電源ユニットに火を噴いた跡や、やマザーボードのコンデンサのパンクは見当たらなかったので、取り急ぎひと安心する。
次は、給電側から順番に機能チェックという事で、電源ユニットを本体から取り外して見ると、
・外観は、Flex-ATXサイズ 200W
・出力側は、マザーボードへの接続コネクタは20Pinのみ
というもので、HP の電源ユニットにはよくある DELTA社製のものだったが、 同じ HP の MicroServer の電源ユニット(150W)に比べると容量が大きい。
左はMicroServer用、右はMediaSmart Server用
まあ、無駄に容量が大きいわけでもないので、一応電源ユニットのカバーを外して内部を確認すると、素人目には特に不具合箇所は見当たらず、それではと電源ケーブルを繋ぎ、20Pinコネクタの13番Pin(PS-ON)と両脇(COM)のどちらかをショートさせてみると.....、電源ユニットのファンも廻らず、テスタを当てても5Vも12Vも出力されない状況。
簡単なチェックではあるが、電源ユニットがお亡くなりになっていたことが判明したものの、一応マザーボードも機能チェックをしてみる。
別のPCに組込まれていたFlex-ATX電源ユニットを、取付け枠に沿って組込もうとすると.....、途中で位置調整用の出っ張りに引っ掛かり本来の位置まで差込めない。
オリジナルよりも1.5mmほど太目の電源ユニットなので、物理的にアウト!
仕方がないので、ケースに電源ユニットを組込むことは諦めて、電源ユニットは外置きのまま20Pinコネクタをマザーボードに接続し、電源スイッチをポチっとする.....、「んっ?」 何と電動ファンも廻らず音沙汰なしという何と 「ブルータス、お前もか!」状態。
電源ユニットだけであれば、Flex-ATX仕様で幅の細目のものに交換すれば復活の可能性が高いと思うが、流石にマザーボードとなると EX490はH342の様に規格サイズのマザーボードではないので、素人の手には負えそうもないなぁと思いながらも、一瞬ガッカリする知人の顔が浮かんだ。
一番確実な方法は?と考え思い浮かんだのが、以前 IBM のPCやサーバーの保守部品を直接購入したことを思い出し、海外メーカーの場合は保守パーツを入手する方法がある筈!と思いつき、早速HPサイトを探してみるとやはりありました。
HP サービスオーダーセンターのサイトにある、パーツ検索サイト[HP PartsSurfer](英語)に入り 、EX490の底面に書いてある[シリアルNo.]を入れると、暫く待たされた後、10個の Component BOM と 14個の Spare BOM が見つかったと、入手可能?な保守パーツの一覧が表示された。
一覧には、DELTA社製の電源ユニット(579690-001 : Delta PSU GPS-200AB B (200W)) は表示されたが、残念ながらマザーボードの表示はない。
想定内のリアクションではあったが、それでは EX490 復活への道が閉ざされてしまうので、ググって出てきたHPのSupport Forums のサイトを英語も読めないのに見てみると、「パーツリストには載ってないよ!」「マザーボードのパーツナンバーから中古品を探してみたら?」(意訳)などと書いてある。
それではと、国内のオークションサイトで探してみたが、残念ながらこちらも見当たらず、もはやこれ迄と素人対応の限界を悟り、知人に「ゴメンね!ゴメンね!」とメールを送り、[ブツ]を送り返す手配をし、不完全燃焼状態で本件は一端クローズとすることに。
次回は、本来予定をしていた寺駅さんをイジる予定。
いきなり開けるのも気味が悪いので、メールで聞いてからにしようとメールソフトを開けると、既に友人からメールが届いていて、オークションでジャンクの HP MediaSmart Server EX490 手に入れたので、同じものを使っている私に、何とか復活の呪文を唱えて欲しいと[ブツ]を送ったとのこと。
今週末は、不調の TeraStation のメンテをしようと思っていたので、先にメールを見ていたら断ったのだが、これは知人の作戦勝ちだと諦めて、分かっている購入時の状況を教えて欲しいと返信を打とうとしたら、オークションのURLサイトを見てくれとばかりにリンクがしっかりと書かれてあった。
梱包を解いて中身を確認してみると、 外観は傷も多く経年以上にクタビレた雰囲気を醸し出しているが、多少埃は被っていてもHDDトレイは4個とも揃っているので、ジャンクであればこんなものだろうと思いながらチェックをしていくことに。
オークションサイトの商品説明には、
【電源が入りません。】
と書かれていたので、先ずは先人の教えを参考(A Closer Look at the EX490 and EX495 Hardware など)に分解をして、状況を確認すると、流石に電源ユニットに火を噴いた跡や、やマザーボードのコンデンサのパンクは見当たらなかったので、取り急ぎひと安心する。
次は、給電側から順番に機能チェックという事で、電源ユニットを本体から取り外して見ると、
・外観は、Flex-ATXサイズ 200W
・出力側は、マザーボードへの接続コネクタは20Pinのみ
というもので、HP の電源ユニットにはよくある DELTA社製のものだったが、 同じ HP の MicroServer の電源ユニット(150W)に比べると容量が大きい。
左はMicroServer用、右はMediaSmart Server用
まあ、無駄に容量が大きいわけでもないので、一応電源ユニットのカバーを外して内部を確認すると、素人目には特に不具合箇所は見当たらず、それではと電源ケーブルを繋ぎ、20Pinコネクタの13番Pin(PS-ON)と両脇(COM)のどちらかをショートさせてみると.....、電源ユニットのファンも廻らず、テスタを当てても5Vも12Vも出力されない状況。
簡単なチェックではあるが、電源ユニットがお亡くなりになっていたことが判明したものの、一応マザーボードも機能チェックをしてみる。
別のPCに組込まれていたFlex-ATX電源ユニットを、取付け枠に沿って組込もうとすると.....、途中で位置調整用の出っ張りに引っ掛かり本来の位置まで差込めない。
オリジナルよりも1.5mmほど太目の電源ユニットなので、物理的にアウト!
仕方がないので、ケースに電源ユニットを組込むことは諦めて、電源ユニットは外置きのまま20Pinコネクタをマザーボードに接続し、電源スイッチをポチっとする.....、「んっ?」 何と電動ファンも廻らず音沙汰なしという何と 「ブルータス、お前もか!」状態。
電源ユニットだけであれば、Flex-ATX仕様で幅の細目のものに交換すれば復活の可能性が高いと思うが、流石にマザーボードとなると EX490はH342の様に規格サイズのマザーボードではないので、素人の手には負えそうもないなぁと思いながらも、一瞬ガッカリする知人の顔が浮かんだ。
一番確実な方法は?と考え思い浮かんだのが、以前 IBM のPCやサーバーの保守部品を直接購入したことを思い出し、海外メーカーの場合は保守パーツを入手する方法がある筈!と思いつき、早速HPサイトを探してみるとやはりありました。
HP サービスオーダーセンターのサイトにある、パーツ検索サイト[HP PartsSurfer](英語)に入り 、EX490の底面に書いてある[シリアルNo.]を入れると、暫く待たされた後、10個の Component BOM と 14個の Spare BOM が見つかったと、入手可能?な保守パーツの一覧が表示された。
一覧には、DELTA社製の電源ユニット(579690-001 : Delta PSU GPS-200AB B (200W)) は表示されたが、残念ながらマザーボードの表示はない。
想定内のリアクションではあったが、それでは EX490 復活への道が閉ざされてしまうので、ググって出てきたHPのSupport Forums のサイトを英語も読めないのに見てみると、「パーツリストには載ってないよ!」「マザーボードのパーツナンバーから中古品を探してみたら?」(意訳)などと書いてある。
それではと、国内のオークションサイトで探してみたが、残念ながらこちらも見当たらず、もはやこれ迄と素人対応の限界を悟り、知人に「ゴメンね!ゴメンね!」とメールを送り、[ブツ]を送り返す手配をし、不完全燃焼状態で本件は一端クローズとすることに。
次回は、本来予定をしていた寺駅さんをイジる予定。
Buffalo HD-QSU2/R5(IDE) を再利用する! ポートマルチプライヤ基盤取付の巻 その2 [外付HDD]
前回は、ポートマルチプライヤボードの取付加工[親子ガメ作戦]が無事成功?したので、今回は上部の電源ユニットからHDD、ボード、電動FANへの電源ケーブルを加工することに。
この電源ユニットはかなりデカいのだが、コネクタを良く見ると電子パーツ屋さんでも良く見かけるタイプのもので、チョイとググってみると、日本圧着端子(JST)の3.96mm(4.mm)ピッチのコネクタに良く似ている。
写真左側の白いコネクタがそれで、上から黄色(12V)x3、黒色(GND)x5、赤色(5V)の10Pin仕様、オリジナルの制御系基盤からの出力は8Pin仕様なので、これを外して電源系基盤の10Pinコネクタに繋ぎ直しても勿論OKなのだが、作ってみましょうホトトギス。(<深い意味なし)
という訳で、
・コネクタ : VHR-10N
・コンタクト : SVH-21T-P1.1 または SVH-41T-P1.1
・ミニペリフェラル4Pinコネクタ付き(以前のFDなど)ケーブル
・電動FAN3Pinオスコネクタ付きケーブル
をWEBの通販サイトから購入したり、手持ちを探したりてかき集め、コネクタを作成する。
本体背面へのeSATAのコネクタの取出し先は、元々オリジナルがeSATA接続をサポートしていたので、その開口を利用して上下に取付用のビス穴を開けて対応する。
繋ぐケーブルは以下の通り。
・SATA信号ケーブル : 4ヶ所分
・SATA電源ケーブル : 4ヶ所分
・ポートマルチプライヤボード電源ケーブル :ミニペリフェラル4Pin(多分5Vだけでも大丈夫?)
・電動FAN電源ケーブル : 2Pin(12V)
SATAの信号ケーブルが1本だけ色違いなのは、1番側が分かるようにするため。
最終的には、もっとスマートにケーブルを作りたいところだが、取り急ぎ動作確認をしたいので、今回は間違いなく信号と電源が繋がれば良しとして、ケーブル諸々を繋ぎ、ケースに[親子ガメ作戦]の成果を組込む。
さて、果たしてHDDは無事に認識されるだろうか? 仮組の状態で電源を入れると.....
確かに2台のHDDが認識された(手持ちがそれしかなかった)のだが、 電動FANがやけに耳障り.....、それもその筈、2Pin仕様に加えて12V供給なので、常に[全開]でお仕事してくれてる。
次回は、目一杯仕事をさせているせいか、ボヤキで煩い電動FANをなだめることに。
この電源ユニットはかなりデカいのだが、コネクタを良く見ると電子パーツ屋さんでも良く見かけるタイプのもので、チョイとググってみると、日本圧着端子(JST)の3.96mm(4.mm)ピッチのコネクタに良く似ている。
写真左側の白いコネクタがそれで、上から黄色(12V)x3、黒色(GND)x5、赤色(5V)の10Pin仕様、オリジナルの制御系基盤からの出力は8Pin仕様なので、これを外して電源系基盤の10Pinコネクタに繋ぎ直しても勿論OKなのだが、作ってみましょうホトトギス。(<深い意味なし)
という訳で、
・コネクタ : VHR-10N
・コンタクト : SVH-21T-P1.1 または SVH-41T-P1.1
・ミニペリフェラル4Pinコネクタ付き(以前のFDなど)ケーブル
・電動FAN3Pinオスコネクタ付きケーブル
をWEBの通販サイトから購入したり、手持ちを探したりてかき集め、コネクタを作成する。
本体背面へのeSATAのコネクタの取出し先は、元々オリジナルがeSATA接続をサポートしていたので、その開口を利用して上下に取付用のビス穴を開けて対応する。
繋ぐケーブルは以下の通り。
・SATA信号ケーブル : 4ヶ所分
・SATA電源ケーブル : 4ヶ所分
・ポートマルチプライヤボード電源ケーブル :ミニペリフェラル4Pin(多分5Vだけでも大丈夫?)
・電動FAN電源ケーブル : 2Pin(12V)
SATAの信号ケーブルが1本だけ色違いなのは、1番側が分かるようにするため。
最終的には、もっとスマートにケーブルを作りたいところだが、取り急ぎ動作確認をしたいので、今回は間違いなく信号と電源が繋がれば良しとして、ケーブル諸々を繋ぎ、ケースに[親子ガメ作戦]の成果を組込む。
さて、果たしてHDDは無事に認識されるだろうか? 仮組の状態で電源を入れると.....
確かに2台のHDDが認識された(手持ちがそれしかなかった)のだが、 電動FANがやけに耳障り.....、それもその筈、2Pin仕様に加えて12V供給なので、常に[全開]でお仕事してくれてる。
次回は、目一杯仕事をさせているせいか、ボヤキで煩い電動FANをなだめることに。
Buffalo HD-QSU2/R5(IDE) を再利用する! ポートマルチプライヤ基盤取付の巻 その1 [外付HDD]
まだ世の中はIDEのHDDが主流だったころ、大枚を投入して購入したという水牛社の RAID5対応の外付HDD、HD-QSU2/R5 の【骸】を知人から譲り受けた。
このシリーズは、SATAのHDDを使った HD-QSSU2/R5 という型番にもう一文字「S」が付くものもあり紛らわしいのだが、間違いなくこれはIDE仕様HDDを積んだ製品で、中身のHDDはというと、時代がSATAの流れになった頃骨董品になる前に転売したとの事で、「電源は一応入るけど、HDDを付けても多分動かないジャンクだよ!」という程度のものだそうだ。
今更IDEのHDDを取付けて使うのも芸が無いので、別の用途に使おうと入手していたポートマルチプライヤのカード(SATA5MLT:参考稀少店製?)を使って、SATA仕様の外付けケースにしてみようというのが今回のテーマだ。
ジャンク品いじりの面白いところは、ガラクタをどう再生させるところにある(と思っている)ので、何にが出来るかを考えるためには、何で出来ているかを知ることが肝心と、ブツを【裸】にするところからスタートする。
先ずは、背面のビスを外そうと筐体をひっくり返したところ、中から「カラカラッ!」と音がすが、ビスのような大物の音ではなく、プラスチック系の軽い音だ。
音の正体を確認するためには、何と言っても中を見なければならないので、+ドライバーを手に背面のビスを外し、次に底面の足を外して、[コ]の字のカバーパネルを開き気味に取り外し探ってみると、「ん? チップ抵抗? LED?」のような3mm位のものが、基板から剥がれて落ちているのを発見。
確かにこれじゃあ動かないかも.....
などと思いながら、知識もないし部品の剥がれた基盤を再利用する気もないので、何が剥がれたのかを調べもせず、せっせと他のパーツもすべて取り外し、分解した姿がコレだ。
思った程部品点数は多くなく、大所は、筐体に電源系の基盤、制御系の基盤、表示系の基盤、電動ファンとケーブル類といったところで至ってシンプル。
動かない制御系の基盤の代わりに、コイツ(SATA5MLT)を取付ける訳だが、オリジナルの基盤とは大きさも取付穴の位置も違い過ぎて「ダメよぉ~、駄目! 駄目!」状態。
各パーツを見比べながら少し考えて、出した結論がこれ! 名付けて親子ガメ作戦だ。
用意するものは、
・オリジナルの基盤(180x120mm)より数ミリ大きめにカットした只のアクリル板
(大きくしたのは取付穴加工時の割れ予防、アクリル板の帯電対策は64:無視)
・筐体への取付穴はΦ3.5mm(多少の遊びを確保)
・マルチプライヤボード(SATA5MLT)の取付穴はΦ3.0mm
・取付スペーサーとナットとビス(全て3.0mm)
アクリル板にネジ穴を切って、取付けスペーサーを捩じ込もうかと思い、※※ハンズのような某ショップにタップを買いに行ったら、「最近取扱いを止めまして...」という落ちつき、今回はビス止めにすることに決定。(インチネジのスペーサーを使わなかったのは、単に合うナットが無いから。)
組立てるとこんな感じだ!
次回は、電源ケーブルの加工とSATAコネクタの取付までの予定。
このシリーズは、SATAのHDDを使った HD-QSSU2/R5 という型番にもう一文字「S」が付くものもあり紛らわしいのだが、間違いなくこれはIDE仕様HDDを積んだ製品で、中身のHDDはというと、時代がSATAの流れになった頃骨董品になる前に転売したとの事で、「電源は一応入るけど、HDDを付けても多分動かないジャンクだよ!」という程度のものだそうだ。
今更IDEのHDDを取付けて使うのも芸が無いので、別の用途に使おうと入手していたポートマルチプライヤのカード(SATA5MLT:参考稀少店製?)を使って、SATA仕様の外付けケースにしてみようというのが今回のテーマだ。
ジャンク品いじりの面白いところは、ガラクタをどう再生させるところにある(と思っている)ので、何にが出来るかを考えるためには、何で出来ているかを知ることが肝心と、ブツを【裸】にするところからスタートする。
先ずは、背面のビスを外そうと筐体をひっくり返したところ、中から「カラカラッ!」と音がすが、ビスのような大物の音ではなく、プラスチック系の軽い音だ。
音の正体を確認するためには、何と言っても中を見なければならないので、+ドライバーを手に背面のビスを外し、次に底面の足を外して、[コ]の字のカバーパネルを開き気味に取り外し探ってみると、「ん? チップ抵抗? LED?」のような3mm位のものが、基板から剥がれて落ちているのを発見。
確かにこれじゃあ動かないかも.....
などと思いながら、知識もないし部品の剥がれた基盤を再利用する気もないので、何が剥がれたのかを調べもせず、せっせと他のパーツもすべて取り外し、分解した姿がコレだ。
思った程部品点数は多くなく、大所は、筐体に電源系の基盤、制御系の基盤、表示系の基盤、電動ファンとケーブル類といったところで至ってシンプル。
動かない制御系の基盤の代わりに、コイツ(SATA5MLT)を取付ける訳だが、オリジナルの基盤とは大きさも取付穴の位置も違い過ぎて「ダメよぉ~、駄目! 駄目!」状態。
各パーツを見比べながら少し考えて、出した結論がこれ! 名付けて親子ガメ作戦だ。
用意するものは、
・オリジナルの基盤(180x120mm)より数ミリ大きめにカットした只のアクリル板
(大きくしたのは取付穴加工時の割れ予防、アクリル板の帯電対策は64:無視)
・筐体への取付穴はΦ3.5mm(多少の遊びを確保)
・マルチプライヤボード(SATA5MLT)の取付穴はΦ3.0mm
・取付スペーサーとナットとビス(全て3.0mm)
アクリル板にネジ穴を切って、取付けスペーサーを捩じ込もうかと思い、※※ハンズのような某ショップにタップを買いに行ったら、「最近取扱いを止めまして...」という落ちつき、今回はビス止めにすることに決定。(インチネジのスペーサーを使わなかったのは、単に合うナットが無いから。)
組立てるとこんな感じだ!
次回は、電源ケーブルの加工とSATAコネクタの取付までの予定。
HP ProLiant MicroServer N36L をイジる! SAS仕様のHDDを使うの巻 その2 [MicroServer]
標準構成では、HDDコネクタの仕様が Mini SAS (SFF-8087<この数字は懐かしい)であっても、使われているチップセット(AMD RS785E/SB820M)のコントローラの仕様上、SASのHDDは認識できない HP ProLiant MicroServer N36L だが、ならばとRAIDコントローラカードをブチ込んで認識させることに。
手持ちのものを取り出してみると、どう見ても高さと奥行き寸法が大き過ぎて物理的に納まらないのが明らかで、ケースの懐内に収めるにはコネクタの位置にもよるが20cm程度が限界のようだ。
そこで、知人数人に「長さ短めのRAIDコントローラカードが遊んでいる人居ない?」と連絡をしてみたところ、「あるよ!」と返事が来たので早々に送ってもらったものがコレだ。
NECのN8103-116型番のRAIDコントローラカードだが、実質は LSI MegaRAID SAS 8708EM2 そのものなので、SASもSATAも使える(3Gb/sだが)PCI-E x8のもので、仕様上は8台までのHDDをRAID0またはRAIDレベル0、1、10のマネジメントできる様だ。
更に仕様を調べていると、見た目がほとんど同じN8103-117型番のRAIDコントローラもあるようで、違いはブラケット側にドーターボードが載っていて、RAIDレベル5、6、50もサポート出来る様なので、貸主に「知ってた?」と連絡をしたら、「もちろん!」と呆気ない返事が返ってきた。
それじゃあと、早速取付けてみることに。
一応マニュアルをダウンロードしておこうとNECのサイトへ入ると、Firmwareのバージョンにより2種類のマニュアルがあるとのこと、取付けて起動させないとバージョンが分からないので、バージョンを確認してからあらためて見ることにした。
PCI-eスロットに取り付けてみると、オリジナルのSASケーブルの取り廻しではRAIDコントローラカードのコネクタまでケーブルが届かないので、ルートを変更してケースの奥側の隙間からケーブルを通し、カードのコネクタに接続し無事に取付と配線が完了。
あまり意味のない写真で申し訳ない.....
では、 今回もオレンジに光る電源ボタン(電源ケーブルが刺さっているので)を押して、 Power ON。
HPのロゴが表示されしばらくすると、RAIDコントローラカードのBIOS情報が表示がされて、HDDを認識しているのが確認できたので、を押してセットアッププログラムを起動しSASのHDD2台でRAID1を構成し、セットアップから抜けてマシンを再起動する。
バッチリ認識されているので、一応 Windows 7 をインストールしてみると、OSの標準ドライバでRAIDコントローラカードが認識され、何事もなくインストールが完了した。
ちなみにRAIDコントローラカードのFirmWareは1.12.32-0433バージョンだったので、借してもらったお礼にとLSIのサポートサイトから最新版(1.40.342-1650)をダウンロードし、アップデートしておいた。
Firmwareの書き換えなのでDOSモードからかと思い込み、2MB以上あるROMイメージを書換えるためにUSBブートでDOSを起動し、Docファイルの通りにコマンドラインからタイプをしたが、「DOSじゃあ動かないよ!」と怒られたので、動作確認のためにインストールした Windows 7 からコマンドプロンプトを開いて実行したがエラーで中断。
「?」何故と数秒考え、管理者モードで実行するのねと思い浮かび、再度書換えを実行し無事に書換えが完了した。
次回は、どうしましょう.....
手持ちのものを取り出してみると、どう見ても高さと奥行き寸法が大き過ぎて物理的に納まらないのが明らかで、ケースの懐内に収めるにはコネクタの位置にもよるが20cm程度が限界のようだ。
そこで、知人数人に「長さ短めのRAIDコントローラカードが遊んでいる人居ない?」と連絡をしてみたところ、「あるよ!」と返事が来たので早々に送ってもらったものがコレだ。
NECのN8103-116型番のRAIDコントローラカードだが、実質は LSI MegaRAID SAS 8708EM2 そのものなので、SASもSATAも使える(3Gb/sだが)PCI-E x8のもので、仕様上は8台までのHDDをRAID0またはRAIDレベル0、1、10のマネジメントできる様だ。
更に仕様を調べていると、見た目がほとんど同じN8103-117型番のRAIDコントローラもあるようで、違いはブラケット側にドーターボードが載っていて、RAIDレベル5、6、50もサポート出来る様なので、貸主に「知ってた?」と連絡をしたら、「もちろん!」と呆気ない返事が返ってきた。
それじゃあと、早速取付けてみることに。
一応マニュアルをダウンロードしておこうとNECのサイトへ入ると、Firmwareのバージョンにより2種類のマニュアルがあるとのこと、取付けて起動させないとバージョンが分からないので、バージョンを確認してからあらためて見ることにした。
PCI-eスロットに取り付けてみると、オリジナルのSASケーブルの取り廻しではRAIDコントローラカードのコネクタまでケーブルが届かないので、ルートを変更してケースの奥側の隙間からケーブルを通し、カードのコネクタに接続し無事に取付と配線が完了。
あまり意味のない写真で申し訳ない.....
では、 今回もオレンジに光る電源ボタン(電源ケーブルが刺さっているので)を押して、 Power ON。
HPのロゴが表示されしばらくすると、RAIDコントローラカードのBIOS情報が表示がされて、HDDを認識しているのが確認できたので、
HP ProLiant MicroServer N36L をイジる! SAS仕様のHDDを使うの巻 その1 [MicroServer]
電源ユニットの交換により、無事復活した HP ProLiant MicroServer N36L だったが、分解の過程でHDDコネクタの仕様がSASであることに気づき、遊び心をくすぐられることに。
しばらくWEBサーフィンをしていたが、MicroServer のマウンタにSAS HDDを取付けて、素直にBIOSで認識したなどという旨い話は見つけられず、MicroServer の仕様にも[オンボード AMD SATA コントローラー]と書いてあるし、使用チップセット[AMD RS785E/SB820M]の仕様にもSASサポートなんて書かれていない。
という状況ではあっても、HDDバックパネルのコネクタがSAS仕様なのを見てしまった以上、「わかっちゃいるけど止められない!」状態。
・上の水色ケーブルのコネクタ : SATA仕様
・下の金属パネルのコネクタ : SAS仕様
SAS仕様のコネクタにSATAのHDDは刺さるが、SATA仕様のコネクタにSASのHDDは刺さらない様になっているのがミソなのだ。
ということで、手持ちのSASのHDDをマウンタに組み込んだ。
ラベルシールにはDELLと書かれているので、ヤフオク!で落札したサーバーからの取り外し品だったと思うが、DELLがHDDを製造している話は聞いたことが無いので、良く見ると[MBA3147RC]と書かれていることから富士通のHDDの様だ。
にしても重量感たっぷりなので、面白半分に重さを測ってみると、24時間運用を前提にしたSASのHDDが800g弱、8時間程度の想定のSATAのHDDが400g強という状態で、こうしたところにも設計思想の違いが出てるなと感心した次第。
マウンタに取り付けたSASのHDDを、ガイドレールに沿ってHDDベイに取り付けレバーを下げると、「カチっ!」という音と共にしっかりと固定されるのは、低価格モデルとはいえやはりHPらしさが光るところだと感心する。
それではと、オレンジに光る電源ボタンを押して Power ON。
予想していた通り、起動プロセスの中で表示される文字列に、取り付けた富士通のHDD型番[MBA3147RC]の文字は見当たらず、
「駄目よぉ~! ダメ! ダメ!」と言われているかの様に、
Boot failed, continue to look for Boot Media
Wait for input.....
と繰り返し表示し、システムの起動に必要なブートメディアが無いので必要な先に進まず。
気持ちを切り替え、マウンタのHDDをSATAの[ST31000528AS]に交換し取付け直して、再びPower ON。
SATAのPort0に、無事[ST31000528AS]が認識された。
その後、Windows 7 をインストールしたが、書くまでも無いので以下省略。(お粗末さまでした。)
次回は、SASのHDDをを認識させ、OSのインストールでもしてみようかと.....
しばらくWEBサーフィンをしていたが、MicroServer のマウンタにSAS HDDを取付けて、素直にBIOSで認識したなどという旨い話は見つけられず、MicroServer の仕様にも[オンボード AMD SATA コントローラー]と書いてあるし、使用チップセット[AMD RS785E/SB820M]の仕様にもSASサポートなんて書かれていない。
という状況ではあっても、HDDバックパネルのコネクタがSAS仕様なのを見てしまった以上、「わかっちゃいるけど止められない!」状態。
・上の水色ケーブルのコネクタ : SATA仕様
・下の金属パネルのコネクタ : SAS仕様
SAS仕様のコネクタにSATAのHDDは刺さるが、SATA仕様のコネクタにSASのHDDは刺さらない様になっているのがミソなのだ。
ということで、手持ちのSASのHDDをマウンタに組み込んだ。
ラベルシールにはDELLと書かれているので、ヤフオク!で落札したサーバーからの取り外し品だったと思うが、DELLがHDDを製造している話は聞いたことが無いので、良く見ると[MBA3147RC]と書かれていることから富士通のHDDの様だ。
にしても重量感たっぷりなので、面白半分に重さを測ってみると、24時間運用を前提にしたSASのHDDが800g弱、8時間程度の想定のSATAのHDDが400g強という状態で、こうしたところにも設計思想の違いが出てるなと感心した次第。
マウンタに取り付けたSASのHDDを、ガイドレールに沿ってHDDベイに取り付けレバーを下げると、「カチっ!」という音と共にしっかりと固定されるのは、低価格モデルとはいえやはりHPらしさが光るところだと感心する。
それではと、オレンジに光る電源ボタンを押して Power ON。
予想していた通り、起動プロセスの中で表示される文字列に、取り付けた富士通のHDD型番[MBA3147RC]の文字は見当たらず、
「駄目よぉ~! ダメ! ダメ!」と言われているかの様に、
Boot failed, continue to look for Boot Media
Wait for input.....
と繰り返し表示し、システムの起動に必要なブートメディアが無いので必要な先に進まず。
気持ちを切り替え、マウンタのHDDをSATAの[ST31000528AS]に交換し取付け直して、再びPower ON。
SATAのPort0に、無事[ST31000528AS]が認識された。
その後、Windows 7 をインストールしたが、書くまでも無いので以下省略。(お粗末さまでした。)
次回は、SASのHDDをを認識させ、OSのインストールでもしてみようかと.....
HP ProLiant MicroServer N36L をイジる! 電源ユニット交換の巻 その2 [MicroServer]
自分の素人技量では、お亡くなり状態の電源ユニットの復活は厳しいと分かったが、マザーボード(M/B)が生きていることが確認できた HP ProLiant MicroServer N36L だったので、「勿体ないじゃん!」と別の復活方法を模索したが、素直に代替可能な電源ユニットを探し交換することにした。
オリジナルの電源ユニット(DELTA DPS-150TBA 150W)についてチョイとググってみたところ、どうも MicroServer 専用品の様で、確かにコネクタも一般的な組み合わせではないこともあり素直に納得。
代替品の必要条件を整理してみると、
・物理サイズ : 80 x 150 x 40mm 程度
・+3.3V : 5A
・+5V : 10A
・+12V : 11A
・+5Vsb : 2A
・ペリフェラル4Pin(メス) : 5個程度
というところ。
ヤフオクを探してみたが、オリジナルの150Wと同程度の容量の電源ユニットだと、3.5インチHDD4台+αを動作させるのに必要な+12Vの出力(11A)が足りないものしか見当たらない。
より容量の大きいもので11A以上をサポートする中古品を、メジャーPCショップのWEBサイトからから探したが、これもなかなか良さそうなものが見つからず、北陸の方の会社のサイトで見つけた、
・SEASONIC SS-250SU : 81.5 x 150 x 40.6mm
・+3.3V : 14A(5A) +5V : 17A(10A) +12V : 18A(11A) -12V : 0.8A(-) +5Vsb : 2A(2A)
が良さそうだったので、オリジナルに近いケーブルの長い仕様のものをGetした。
注文から3日ほどで到着した電源ユニットを梱包から開封し、オリジナルの電源ユニットと並べてみた。(左が代替、右がオリジナル)
サイズは事前に調べて購入したので、「サイズが同じなのは、あたり前田のクラッカー!」と思いながらも、念のためにFANの方向から見てみると、
今回は「サイズも取付穴の位置もバッチグーよ!」と思いながらも、FANのビスは外してから本体に付けないとと、記憶力が衰えてきた昨今メモすることにした。
ただ、オリジナルの電源ユニットに、はペリフェラル4pinの出力コネクタが5個付いていたのだが、代替品には2個しかなく(その先にミニペリフェラル4Pinも1個)、別の電源ラインにSATA用の出力コネクタが2個、ATX12Vが1個という構成だったので、サイトを良く見てみるとコネクタ部の写真は掲載が無かったが、+12V(1):8A、+12V(2):14Aと書いてあり、2系統あるのが分かった筈なのだが、分岐コネクタや変換コネクタの持ち合わせは無かったような気が・・・・
最低でも2台のHDDトレイには電源が供給できるので、動作確認上は問題ないとして先に進むことにした。
購入時に販売元に確認をしたところ、中古品ではあるが、ありがたいことに出荷前にはテスタで出力を確認しているとの事なので、輸送中の事情による初期不良の可能性は少ないと考え、、そのまま電源ユニットを取付けることにした。
まずはメモを読み返し、電動FAN下側(外側)の取付ビス2本を外した後、本体のフロント側から押し込むと、ガイドレールに当たることもなく、すんなりとオリジナルと同じ所定の位置納まった。
オリジナルより多く長いケーブル類が邪魔して良く見えないが、オリジナルの電源ユニットの位置に納まった代替電源ユニット。
納まりにニンマリとしながら本体リア側に廻り、電源ユニット固定用のトルクスビスを、フロント扉内側に付属の専用レンチで締めて固定した。
代替品の電源ケーブルコネクタのプラスチック部分が、オリジナルよりやや小振りだった関係で、コネクタの左側が空いて見えるのはご愛嬌。
電源ユニットからは、M/Bへの24Pin、HDDバックパネルから出ているペリフェラル4Pinへ、それぞれのケーブルをオリジナルのルートで配線し接続した。
本体上側内部での結線部は、オリジナルよりも配線が長く本数も多いので、ゴチャゴチャとした印象だが、動作確認が済んだら整理することに。
その後、HDDバックパネルからのSASケーブル、リアの電動FANからの電源ケーブル、フロントパネルからのUSBケーブル(2個)と電源ボタン&LEDからの18Pinコネクタを繋ぎながら、M/Bをガイドレールに沿って押し込み、所定の位置に納まったらブルーの固定ネジを廻して固定する。
この時、「何故SAS仕様のケーブルが?」とこの時あらためて疑問に思い、HPのサイトから仕様を確認してみたが、MicroServer は標準仕様ではSASのHDDをサポートしていない様子。
それじゃあと、4つのHDDマウンタを外してコネクタ部を見てみると、バックパネルのコネクタはL型の折り返しのない、一直線のSAS仕様だった。
復活したら、SASのHDDを取付けて、起動をBIOSが認識するか試してみようかと思いながら、外したパネルの組み立てをした。
これで交換作業は無事に完了、予想に反してすんなりと収まってしまったので、ある意味で拍子抜けの状態。
それではと、キーボード、モニタの必要最低限の周辺機器と電源ケーブルを繋ぎ、お約束の【復活の呪文】を唱えPower ON することに。
画面に文字が表示され、HPのロゴが画面一杯に表示され無事に起動した。
次回は、HDDを取付けてOSのインストるをしてみる予定。
オリジナルの電源ユニット(DELTA DPS-150TBA 150W)についてチョイとググってみたところ、どうも MicroServer 専用品の様で、確かにコネクタも一般的な組み合わせではないこともあり素直に納得。
代替品の必要条件を整理してみると、
・物理サイズ : 80 x 150 x 40mm 程度
・+3.3V : 5A
・+5V : 10A
・+12V : 11A
・+5Vsb : 2A
・ペリフェラル4Pin(メス) : 5個程度
というところ。
ヤフオクを探してみたが、オリジナルの150Wと同程度の容量の電源ユニットだと、3.5インチHDD4台+αを動作させるのに必要な+12Vの出力(11A)が足りないものしか見当たらない。
より容量の大きいもので11A以上をサポートする中古品を、メジャーPCショップのWEBサイトからから探したが、これもなかなか良さそうなものが見つからず、北陸の方の会社のサイトで見つけた、
・SEASONIC SS-250SU : 81.5 x 150 x 40.6mm
・+3.3V : 14A(5A) +5V : 17A(10A) +12V : 18A(11A) -12V : 0.8A(-) +5Vsb : 2A(2A)
が良さそうだったので、オリジナルに近いケーブルの長い仕様のものをGetした。
注文から3日ほどで到着した電源ユニットを梱包から開封し、オリジナルの電源ユニットと並べてみた。(左が代替、右がオリジナル)
サイズは事前に調べて購入したので、「サイズが同じなのは、あたり前田のクラッカー!」と思いながらも、念のためにFANの方向から見てみると、
今回は「サイズも取付穴の位置もバッチグーよ!」と思いながらも、FANのビスは外してから本体に付けないとと、記憶力が衰えてきた昨今メモすることにした。
ただ、オリジナルの電源ユニットに、はペリフェラル4pinの出力コネクタが5個付いていたのだが、代替品には2個しかなく(その先にミニペリフェラル4Pinも1個)、別の電源ラインにSATA用の出力コネクタが2個、ATX12Vが1個という構成だったので、サイトを良く見てみるとコネクタ部の写真は掲載が無かったが、+12V(1):8A、+12V(2):14Aと書いてあり、2系統あるのが分かった筈なのだが、分岐コネクタや変換コネクタの持ち合わせは無かったような気が・・・・
最低でも2台のHDDトレイには電源が供給できるので、動作確認上は問題ないとして先に進むことにした。
購入時に販売元に確認をしたところ、中古品ではあるが、ありがたいことに出荷前にはテスタで出力を確認しているとの事なので、輸送中の事情による初期不良の可能性は少ないと考え、、そのまま電源ユニットを取付けることにした。
まずはメモを読み返し、電動FAN下側(外側)の取付ビス2本を外した後、本体のフロント側から押し込むと、ガイドレールに当たることもなく、すんなりとオリジナルと同じ所定の位置納まった。
オリジナルより多く長いケーブル類が邪魔して良く見えないが、オリジナルの電源ユニットの位置に納まった代替電源ユニット。
納まりにニンマリとしながら本体リア側に廻り、電源ユニット固定用のトルクスビスを、フロント扉内側に付属の専用レンチで締めて固定した。
代替品の電源ケーブルコネクタのプラスチック部分が、オリジナルよりやや小振りだった関係で、コネクタの左側が空いて見えるのはご愛嬌。
電源ユニットからは、M/Bへの24Pin、HDDバックパネルから出ているペリフェラル4Pinへ、それぞれのケーブルをオリジナルのルートで配線し接続した。
本体上側内部での結線部は、オリジナルよりも配線が長く本数も多いので、ゴチャゴチャとした印象だが、動作確認が済んだら整理することに。
その後、HDDバックパネルからのSASケーブル、リアの電動FANからの電源ケーブル、フロントパネルからのUSBケーブル(2個)と電源ボタン&LEDからの18Pinコネクタを繋ぎながら、M/Bをガイドレールに沿って押し込み、所定の位置に納まったらブルーの固定ネジを廻して固定する。
この時、「何故SAS仕様のケーブルが?」とこの時あらためて疑問に思い、HPのサイトから仕様を確認してみたが、MicroServer は標準仕様ではSASのHDDをサポートしていない様子。
それじゃあと、4つのHDDマウンタを外してコネクタ部を見てみると、バックパネルのコネクタはL型の折り返しのない、一直線のSAS仕様だった。
復活したら、SASのHDDを取付けて、起動をBIOSが認識するか試してみようかと思いながら、外したパネルの組み立てをした。
これで交換作業は無事に完了、予想に反してすんなりと収まってしまったので、ある意味で拍子抜けの状態。
それではと、キーボード、モニタの必要最低限の周辺機器と電源ケーブルを繋ぎ、お約束の【復活の呪文】を唱えPower ON することに。
画面に文字が表示され、HPのロゴが画面一杯に表示され無事に起動した。
次回は、HDDを取付けてOSのインストるをしてみる予定。
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