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サーバーOSを異なるPCに移す その1 [Operating System]

NASのマイグレーションを行なう関係から、ハードウェア構成が異なるコンピュータ間で、バックアップ&レストアが可能なバックアップソフトをあらためて試してみることにした。
こうした機能を持ったバックアップ関連製品は、数社から販売がされているので、いくつかピックアップをし簡単な概要比較をしてみる。(機能の詳細は各ベンダーの製品サイトを確認して欲しい。)
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どのベンダーも無償提供されているエディションがあるが、すべてクライアント系のWindows OS対応で、今回の様にサーバー系のWindows OSを異なるハードウェアに移行する場合には使用が出来ず、期間限定の試用版を使って移行作業を行なう必要がある。
異機種間移行の機能については、数社の無償提供版や試用版でお世話になっているが、今回は何故かこれ迄お世話になった事のない、AOMEI社の[AOMEI Backupper Serve]を使ってみることに。
念のため、AOMEI Backupperシリーズの製品に含まれるユニバーサル復元機能は、メーカーのWEBサイトによれば[異なるハードウェアを使用してコンピュータにオペレーティングシステム(OS)を復元する]機能とのことで、
 ・ハードウェア障害が発生した場合に、素早く使用していたOS環境を復元
 ・複数のコンピュータに、同じオペレーティングシステムを展開
 ・物理コンピュータから仮想コンピュータへ、または仮想コンピュータから物理コンピュータへの移行
など、様々な目的に使用することができると書かれているので、間違いなくイケそうだ。

1. バックアップソフトウェアの入手

先ずは、AOMEI社のサイトからバックアップソフトを入手するのだが、今回のマイグレーションの対象であるNASには、サーバー用のOSであるWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup(WSS2008R2wgr)が搭載されているので、ソフトウェアのダウンロードが可能な3つのエディションのうち、[30日間無料トライアル]版の形で提供されている[AOMEI Backupper Server]を選択し、[無料お試し]でダウンロードする。
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インストールプログラムは実行ファイル形式なので、念の為にセキュリティソフトにウィルスチェックをお願いしてDLする。
 ・フリーウェア版:Backupperfull.exe
 ・Professional試用版:ABPro.exe
 ・Server試用版:ABServer.exe
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また、NASにアクセスしているクライアントPC用には無償提供版の[AOMEI Backupper Standerd]を選択し、[今すぐダウンロード]からダウンロードする。
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[フリーソフトを取得する最後の手順]という一見怖いポップアップウィンドウが現れ、サポート時の連絡先ということでメールアドレスの入力を求められるので、試用のお礼の意味も含めて入力し[今すぐダウンロード]で先に進む。
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2. Server版のインストール

念のため管理者権限でインストールプログラムを起動すると、何語でインストールしたいのかを聞かれるので、表示されている[日本語]のまま先に進む。
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[AOMEI Backupper Server]と表示されたポップアップウィンドウが開くので、インストール先(32ビットプログラムの様だ)とライセンス契約欄を[レ]して[今すぐインストール]で開始する。
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ポップアップウィンドウ下部の表示が変わり、バー表示でインストールの進行状況が表示されるので、数分程度で終わりそうなこともありぼうっと眺めていると、デスクトップに[AOMEI Backupper Server]のアイコンが出来る。
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その後ブラウザが開いてあるサイトを表示しようとするが、サーバーOSの為セキュリティ設定が厳しめなこともあり、[セキュリティの警告]で注意を促される。
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必要に応じてセキュリティ関連の対応をしサイトを開くと、[AOMEI Backupperヘルプガイド]が表示されるので、項目を一通り眺め、必要な所は多少たどたどしい日本語なのはご愛嬌と受け止め読んでおく。
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進行表示バーが右まで伸びインストールが無事に終わると、ポップアップウィンドウに[今すぐ体験]と表示がされるので、お約束の[ユーザーエクスペリエンスへ参加]を確認し、システムの再起動は不要なの?と思いながらも体験に進む。
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3. システムデータのバックアップ

初期設定をしているのか、[読み込み中です、お待ちください...]と書かれているポップアップウィンドウが出るのでしばらく待つ。
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以前に[AOMEI Backupper Server]の試用版をインストールした事があったり、30日間の試用期限を過ぎている状態の場合は、[登録]ダイアログボックスが開き[有効期限のお知らせ]が表示される。
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初回の起動時には、[ホームタブ]の[AOMEI Backupperへようこそ]に[新規作成]と表示されるが、先ずはシステムボリュームのバックアップを取りたいので、[バックアップ]タブで移動する。
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取り急ぎシステムボリュームのバックアップをするので、[バックアップ]タで5つ程表示されるオプションメニューから、素直に[システムバックアップ]を選択する。
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[システムバックアップ]のサブメニューで、[タスク名]を後々分かり易いものに修正し、[1]の起動ドライブのシステムパーティション(C:)が自動的に選択されているのを確認する。
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WEBにある使用方法を眺めると、開発元のAOMEI社のお薦めはネットワークドライブへの保存のようなので、試用のお礼の意味からも素直に誘い文句に乗ることにし、[2]の保存先をNASのネットワークドライブに割当てる。
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ネットワーク上のNASのコンピュータ名を指定し、NASにアクセスしようとすると、NASからアクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアクセスのお許しを頂く。
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通行手形を見せ無事に関所を通過しNASに保存先を確保したら、オプション、スケジュール、スキームを必要に応じて設定し、色が変わった[開始]ボタンでイメージの作成に進む。
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NASのボリュームをネットワークドライブとしての割当てずに指定したので、今度はOSから?アクセスに必要な情報の入力を求められるので、ユーザー名とパスワードを入力しアあらためてクセスをお願いする。
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システムボリュームののイメージファイルを作っている様で、[システムバックアップ進行状況]に変化がない状態がしばらく続いたあと、進行に合わせバーが伸び作業情報が表示され始め、見込時間がカウントダウンされるので、次の作業の準備をしながら珈琲ブレイクをすることに。
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珈琲を飲みながらバックアップイメージデータの保存先を確認すると、指定したイメージファイル名でデータが続々と書き込まれている。
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今回の移行対象であるWS2008R2のシステムパーティションは40GBで、28GB弱のデータがあったので、カウントダウンの最初は15分と表示された。
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進行の経過と共にバーが伸び、バックアップが終わると整合性の検証に進み、すべてが無事に終了したことを確認したら、感謝の気持ちと共に[完了]ボタンをクリックする。(最終的には25分程度だったかと。)
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画面が起動時の[ホーム]タブに戻り、[バックアップ管理]サブメニューにバックアップされたデータの情報が表示されるので、念のため確認したらバックアップは終了だ。
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その2へ続く

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