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MAGNIA LiTE41SE を弄る!の巻 [MAGNIA]

 毎度のヤフオク!で MAGNIA LiTE41SE を激安で落札したのだが、小型の廉価サーバーとはいえ、5.25インチベイ*2、3.5インチベイ*2、内臓HDD*4を抱える筺体ともなると、サーバー本体の落札価格よりも送料の方がお高いという妙な状況に。

 先ずは、梱包を解いて本体を取り出し眺めてみると、表面には経年なりの傷や凹みがあり、また発送前に筺体を清掃して頂いた跡であろう、黒い外観なだけに目立つクリーナー材の拭き取りムラが浮き上がり、販売担当の方の努力の跡が窺い知れる状態。

 それでは私もクリーニングをと、濡れタオルで筺体表面に残るクリーナーを軽く拭き取ったあと、背面の取付ビスを外し、側面パネルも外して内部を眺めてみると、エアの吹付程度のクリーニングはされていた様で、筺体のスチールフレームや電源ユニットの吸気部に薄っすら埃は残っているものの、外観状態から考えれば想定内という状況。

 取りあえず、最小限のキーボード(K/B)、モニタ、電源ケーブルを繋いで、先ずは起動確認をしてみることに。

 電源ボタンを「ぷちっ!」とし、電動ファンが廻り始めると、BIOSは御自らモニタに、「BIOS Version : 5YASV-F7」

Magnia_F07.png

と宣われたので、初版の「F7」(WS2008 R2 未対応)のまま、購入以降は特段のアップデートもされずに、箱入り娘状態で大事に?扱われていたのではと想像。

 早々にイジり処をお示しになるところは、こちらの気持ちを分かっておられるとニンマリ。

 実はこのサーバーは、Express5800/110Ge(-S)と同じ、Gigabyte社のマザーボード(M/B) GA-5YASV-RHだそうだ。

 実際に比べてみると、コンデンサなどに微妙な違いはあるが、外観上の大きな違いは、バックパネルのUSBコネクタが一列か二列かといった程度。

IMG_1707.jpg
左:MAGNIA 右:Express5800

 Express5800/110Ge-Sでは、かなり遊ばせてもらったので、イジる上での諸情報が少ない東○芝×電気社製品とはいえ、兄弟?製品の情報が転用できるのではとのスケベ心を甚くくすぐられる。

 今後はCPU交換なども視野に入れていることもあり、メーカーのメンテナンスサイトから最新BIOSの[F12]をDLし、解凍、アップデート用FD作成のバッチファイルを実行するが、「?」、OSが「64it版でも動作するプログラムかい?」と言ってきたので、32Bit版のOS上でバッチファイルを実行し、メデタク昔ながらのお約束のFDを作成した。

 とはいうものの、このサーバーは3.5インチのFDドライブはオプション扱いの機種なので、USB接続のFDDを取付け後アップデート用のFDを挿入し、電源ボタンを「ぷちっ!」とし、「FDの読込みって、こんなに遅かったっけ?」と思いつつも、今後このPCの基本動作を管理するプログラムの神聖な更新儀式ではあるので、アップデートプログラムの仰せに従いアップデートを実行した。

 暫くすると「成功したよ!」と仰せられたので、念のために再起動して最新BIOS[F12]への更新が無事にされた事を確認。

Magnia_F12.png


 無事にBIOSがアップデートされたので、落ち切れていない内部のに残った積年の汚れを取り除き、リフレッシュして頂くことにし、外皮の黒のスチールパネル、前面のプラスチックパネルなどを外し、各種ケーブル、光学ドライブ、HDDケージ、M/B、電源ユニット、電動ファン、スイッチなど、外せるものは全て外して、オールクリーニングを実施。

IMG_1706.jpg
 
 保証など残っている筈もないので、外部からの清掃では内部の埃が取りきれず、痛風が、基通風が悪くなり内部温度が上がると残りヘタリ易い?、電源ユニットもバラして内部やファンに残っている埃も取り除いてあげた。

 垢を落とした各パーツを元の通りに組み直し、欠品だったHDDの代わりに手持ちのHDDに取付け、これで機嫌が良くなったであろう MAGNIA LiTE41SE に、復活の呪文を唱えつつ、あらためてOS(Windows Server 2008)をインストールしてみる。

 このM/Bには、RAIDが組めるようにSAS/SATAのコントローラチップが実装されていて、カタログ等の仕様を見る限りでは、メーカー独自のRAIDコントローラ(MAGNIA ATA RAID)で、RAID 0,1,5,10に対応していると書かれている。

 ちなみに、同じ型番のM/Bを使っているExpress5800/110Geなどの仕様をみると、チップはLSI社製でRAID 0,1,10に対応すると書かれていて、対応するRAIDレベルに違いがあるので、チップも違うものが載っているのだろうと比べてみたが、パッと見はM/Bに実装されているチップの形状などには違いは視られず。

 MAGNIAのものは、LSIのカスタムチップ?などと想像しながらも、まあいいかと思いそれ以上の詳細調査はせずに作業を続行、取りあえずの動作確認にとHDDを1台しか取付けるつもりがないので、RAIDコントローラ接続のHDDをOSに認識させるためには、BIOSのRAID設定を[Disable]にしないと駄目よ!駄目、駄目。

 設定変更ついでに動作モードを[AHCI]にすると、「AHCI Legacyモードで使うか?」と聞かれるが、「Enable」にすると代わりにDVDドライブを繋ぐ「SATA5&6が使えなくなるよ!」との事なので、そこまでは踏み込まずに設定を終了。

 その後は、動作確認のためにWindows Server 2008(WS2008) をインストールし、時間があったので必要な更新プログラムをDL&インストールして、特段のエラーも起きず動作確認は無事終了。

 何で WS2008 かといえば、プロダクトキーのシールは剥がれていたが、この機種のプリインストールOSだった事に加え、2003バージョンやXPだと AHCI モードでインストールするには F6 追加用のドライバが必要で、WEBで探すのが面倒だったから。


 次回は、もう少しイジってみようかと。
タグ:BIOS MAGNIA

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