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HP ProLiant MicroServer N36L をイジる! SAS仕様のHDDを使うの巻 その2 [MicroServer]

 標準構成では、HDDコネクタの仕様が Mini SAS (SFF-8087<この数字は懐かしい)であっても、使われているチップセット(AMD RS785E/SB820M)のコントローラの仕様上、SASのHDDは認識できない HP ProLiant MicroServer N36L だが、ならばとRAIDコントローラカードをブチ込んで認識させることに。

 手持ちのものを取り出してみると、どう見ても高さと奥行き寸法が大き過ぎて物理的に納まらないのが明らかで、ケースの懐内に収めるにはコネクタの位置にもよるが20cm程度が限界のようだ。

 そこで、知人数人に「長さ短めのRAIDコントローラカードが遊んでいる人居ない?」と連絡をしてみたところ、「あるよ!」と返事が来たので早々に送ってもらったものがコレだ。

IMG_1127.jpg

 NECのN8103-116型番のRAIDコントローラカードだが、実質は LSI MegaRAID SAS 8708EM2 そのものなので、SASもSATAも使える(3Gb/sだが)PCI-E x8のもので、仕様上は8台までのHDDをRAID0またはRAIDレベル0、1、10のマネジメントできる様だ。

 更に仕様を調べていると、見た目がほとんど同じN8103-117型番のRAIDコントローラもあるようで、違いはブラケット側にドーターボードが載っていて、RAIDレベル5、6、50もサポート出来る様なので、貸主に「知ってた?」と連絡をしたら、「もちろん!」と呆気ない返事が返ってきた。

 それじゃあと、早速取付けてみることに。

 一応マニュアルをダウンロードしておこうとNECのサイトへ入ると、Firmwareのバージョンにより2種類のマニュアルがあるとのこと、取付けて起動させないとバージョンが分からないので、バージョンを確認してからあらためて見ることにした。

 PCI-eスロットに取り付けてみると、オリジナルのSASケーブルの取り廻しではRAIDコントローラカードのコネクタまでケーブルが届かないので、ルートを変更してケースの奥側の隙間からケーブルを通し、カードのコネクタに接続し無事に取付と配線が完了。

IMG_1128.jpg

 あまり意味のない写真で申し訳ない.....

では、 今回もオレンジに光る電源ボタン(電源ケーブルが刺さっているので)を押して、 Power ON。

 HPのロゴが表示されしばらくすると、RAIDコントローラカードのBIOS情報が表示がされて、HDDを認識しているのが確認できたので、を押してセットアッププログラムを起動しSASのHDD2台でRAID1を構成し、セットアップから抜けてマシンを再起動する。  SAS_Boot_03.png  バッチリ認識されているので、一応 Windows 7 をインストールしてみると、OSの標準ドライバでRAIDコントローラカードが認識され、何事もなくインストールが完了した。  ちなみにRAIDコントローラカードのFirmWareは1.12.32-0433バージョンだったので、借してもらったお礼にとLSIのサポートサイトから最新版(1.40.342-1650)をダウンロードし、アップデートしておいた。  Firmwareの書き換えなのでDOSモードからかと思い込み、2MB以上あるROMイメージを書換えるためにUSBブートでDOSを起動し、Docファイルの通りにコマンドラインからタイプをしたが、「DOSじゃあ動かないよ!」と怒られたので、動作確認のためにインストールした Windows 7 からコマンドプロンプトを開いて実行したがエラーで中断。  「?」何故と数秒考え、管理者モードで実行するのねと思い浮かび、再度書換えを実行し無事に書換えが完了した。 RAID_FwFlash_01.png  次回は、どうしましょう.....
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